いまなんてケータイで動画まで撮れちゃうのにね...
スーツケース背負って、どこ行くの? そう思わず尋ねたくなる、モビルスーツ顔負けの重装備ですけど、これでも当時は超コンパクトと世界中を驚かせたんですよ!
Ampexが1967年に世に送り出した﹁BC-300﹂ポータブルビデオカメラの重量は15ポンド︵約6.8kg︶で、背中のレコーダーバックパック﹁VR-3000﹂の重量は55ポンド︵約25kg︶ですよ。米袋をおんぶしたほうが軽そうですけど、この超ヘビーな撮影セットが、軽量ハンディーとモテハヤされ、放送業界の革命的存在になったなんぞとは、もうまったく存じ上げませんでしたね。
ちなみにお値段もドドンとビッグでして、BC-300は1万2685ドル︵約113万円︶、VR-3000は4万2000ドル︵約375万円︶と、当時としては破格のリーズナブル設定だったんだとか。いまなら高級車だって買えちゃいそうですよね。
おっと、この偉大なるポータブルビデオカメラシステムの販売元のAmpexって、現在でも日本では、アンペックスジャパンとして活躍中だとは知りませんでした...
[Wikipedia]
Jesus Diaz︵原文/湯木進悟︶
世界最先端だった30kg超のハンディーカム
![世界最先端だった30kg超のハンディーカム](https://media.loom-app.com/gizmodo/dist/images/2010/02/100227vr-3000a.jpg?w=1280)