コンピュータの歴史（年表）

年代	人名・社名・国名	記　　　　　　　　事	関連事項
BC 100	古代ギリシャ	アンティキテラ島の機械（1901年、古代ギリシャの沈没船から回収された天文学用歯車式計算機）
1642	パスカル	歯車式計算機パスカリーヌ（加減算のみ。ただし減算は補数で行う）
1674	ライプニッツ	機械式計算機（加減乗除の計算が可能）
1820	トーマス	機械式計算機の商品化
1833	バベジ	階差機関　（未完成）
1834	バベジ	解析機関の開発開始　（未完成）
1874	オドナー	機械式計算機の小型化
1890	ホレリス	統計会計機（国勢調査で使用）
1904	フレミング	2極真空管
1906	フォレスト	3極真空管
1936	チューリングコンラッド・ツーゼ	チューリングマシン（論文「計算可能数の決定問題への応用」） Z1 （最初の機械式計算機。22ビット・浮動小数点演算。）
1937	シャノン	スイッチよる論理回路　（論文「リレーとスイッチ回路の記号解析」）
1939			9月1日　第二次世界大戦勃発
41	ツーゼ	Z3	12月8日　真珠湾奇襲・太平洋戦争勃発
42	アタナソフ、ベリー	ABC （2進逐次演算方式、コンデンサ・ドラム・メモリ採用）	2月15日シンガポール陥落 6月5日　ミッドウェー海戦
43	エイケンチューリング	Mark-1 COLOSSUS （ドイツのローレンツ暗号解読用。真空管2,500本。）
44	エイケンコンラッド・ツーゼ	ASCC （10進23桁の乗算を4.5秒で実行） Z4 （32ビット・浮動小数点演算）	6月6日ノルマンディ上陸作戦
45	ノイマン	ノイマン型コンピュータ　（論文「電子計算機の理論設計序説」。電子式、2進数、デジタル、プログラム内蔵方式、逐次処理）	8月15日第二次世界大戦終戦
46	モークリー、エッカート	ENIAC （弾道計算目的で開発。真空管 17,468本リレー 1,500個。10進演算方式。乗算 2.8msec）
47	エイケン	Mark-II
48	バーディーン、ブラッテンマンチェスター大シャノン	点接触型トランジスタ Baby Mark-I （最初のノイマン型コンピュータ。蓄積記憶管メモリの試験機）情報理論　（論文「通信の数学的理論」。ビット（bit）、情報量等の定義）
49	ショックレーウィルクス	接合型トランジスタ EDSAC （最初のノイマン型コンピュータ。真空管 3,000本 32bit 水銀遅延千メモリ）	8月29日ソ連原爆実験
1950	ノイマンエッカート、モークリー	EDVAC （ノイマン型コンピュータ） UNIVAC-1 （最初の商用計算機）
52	IBM 通産省電気試験所	IBM-701 （科学技術計算用大型コンピュータ） ETL Mark �T 　（非同期式計算機試作機）
53	IBM 〃レミントンランド	IBM-702 （商業計算用大型コンピュータ） IBM-650 UNIVAC-1103
55	GE・ノースアメリカン航空通産省電気試験所	FORTRANモニター（IBM-701用OS） ETL Mark �U 　（ETL Mark �T の実用機）
56	IBM 富士写真フィルム通産省電気試験所	FORTRAN （科学計算向きプログラミング言語） FUJIC （レンズ設計用の日本初の電子計算機） ETL MARK �V （トランジスタ（点接触型）式コンピュータ試作機。同期式）
57	通産省電気試験所	ETL MARK �W （ETL Mark �V の実用機。接合型トランジスタ使用）	10月4日ソ連人類初の人工衛星「スプートニク」
58	ノイス、キルビースペリーランド IBM 米軍	集積回路 USSC 　（UNIVAC Solid State Computer） IBM-7070, IBM-7090 SAGE （米軍の航空管制システム。真空管式）	1月31日米人工衛星「エクスプローラ」 10月7日ソ連ルナ3号月の裏側写真撮影
1960	CODASYL MIT レミントンランドメイマン	ALGOL （科学計算用プログラミング言語） COBOL （事務計算用プログラミング言語） LISP （人工知能用プログラミング言語） CHIEF （UNIVAC �V用OS）レーザー
61	大井電気早川電機キャノン	アレフゼロ 101 （パラメトロン使用電卓　80万円）コンペット CS-10A （トランジスタ電卓　53.5万円）キャノーラ 130 （トランジスタ電卓　39.5万円）	4月12日ソ連人類初の有人宇宙飛行 5月25日米アポロ計画を発表
62	IBM	APL	2月20日米初の地球周回軌道飛行
63	MIT	MAC プロジェクト（タイムシェアリングシステム、人工知能などの研究）	6月16日ソ連女性宇宙飛行士
64	IBM スペリーランドバラン	IBM-360 UNIVAC-1108 分散型ネットワーク（論文「分散型コミュニケーションについて」）
65	DEC ダートマス大	PDP-8 （最初のミニコンピュータ） BASIC （初心者用プログラミング言語）
66	早川電機ビジコン	CS-31A （メモリにICを採用。35万円））ビジコン 161 （コアメモリにより低価格化。29.8万円））
68	ＴＩ	大規模集積回路(LSI)
69	米国防総省シャープ	ARPANET （インターネットの前身） QT-8D （LSI 電卓。 9.98万円）	7月21日米アポロ11号月面着陸
1970	IBM MIT	IBM-370 LOGO （初心者用プログラミング言語）
71	インテルチューリッヒ連邦工科大ビジコン　〃	i-4004 （最初の 4bit MPU） PASCAL （プログラミング言語） LE-120A （1チップ LSI 電卓。 8.98万円）ビジコン 141-PF （i-4004 MPU を初めて使用した電卓。 15.98万円）	i-4004 (左) 141-PF (右)
72	Bell研 A. Colmeraner カシオ	C （プログラミング言語） PROLOG （人工知能用プログラミング言語）カシオミニ（低価格6桁電卓。 1.2万円）
73	インテルシャープ	i-8080 （8bit MPU） EL-805 （初の液晶電卓。 2.68万円）
74	モトローラ	MC6800 （8bit MPU）
75	ザイログ MITS ビル・ゲーツ	Z-80 （8bit MPU） ALTAIR （初のパソコン。ただし組立キット。本体価格 $439） i-8080用 BASIC
76	アップルキルドールスタンフォード大 NEC ディフィー、ヘルマン	APPLE-I CP/M MYCIN TK-80 公開鍵暗号（論文「暗号学の新しい方向性」）
77	アップルソフトウェアアーツ	APPLE-II VISICALC （初のパソコン用表計算ソフト）
78	インテル	i-8086 （16 bit MPU）
79	IBM モトローラインテル NEC 電電公社	IBM-4300 MC68000 （16 bit MPU） i-8088 （16 bit MPU。初代 IBM PC に採用） PC-8001 自動車電話（携帯電話の前身。重量約 7kg）
1980	IBM デジタルリサーチ	IBM-3081 CP/M-86
81	IBM マイクロソフト	IBM-PC MS-DOS
82	NEC	PC-9801
84	IBM アップル	PC/AT （IBM PC 後継機）マッキントッシュ（GUI OS を採用した初のパソコン）
85	マイクロソフト NTT	Windows 1.0 （GUI OS）ショルダーホン（初のポータブル電話機。重量約 3kg）
86	NSF	NSFNET
87	アップル NTT	ハイパーカード TZ-802 （初の携帯電話。重量約 900g）
89	ティム・バーナーズ・リー	WWW　（World Wide Web の開発）
1990	マイクロソフト	Windows 3.0 （GUI OS）
91	MPEG	MPEG-1 （動画デジタル信号圧縮規格）
93	インテルマーク・アンドリーセン	Pentium Mosaic （ウェブ・ブラウザ）
94	MPEG ネットスケープ・コミュニケーションズ	MPEG-2 （動画デジタル信号圧縮規格） Netscape Navigator （ウェブ・ブラウザ）
95	サンマイクロシステムズマイクロソフト　　〃	Java Windows95 Internet Explorer （ウェブ・ブラウザ）