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- 2011/06/08 掲載
世界初のOpenFlow製品など最新データセンター技術も集結、Interop Tokyo 2011が開幕
ネットワーク経由で照明を制御する「IP-LED」なども
バックボーンとデータセンター向けを物理的に分断して展示
ShowNetの構築に尽力しているメンバーは総計で約300名。経験豊かなNOC︵Network Operations Center︶チームメンバーと、各企業から参加した機器・ソリューションのスペシャリスト、公募のボランティアで構成されるSTM︵ShowNet Team Member︶が一丸となってShowNetを作り上げている︵図2︶。
このShowNetだが、毎年テーマが決まっている。一昨年は﹁カウントダウン﹂、去年は﹁カウントゼロ﹂というキャッチだったが、今年はズバリ﹁The Reality﹂だ。このテーマとなった理由は、これまでShowNetで見据えてきた未来のネットワークが、いよいよ現実のものになってきたからだという。カウントゼロ後のネットワークはどうなるのか、それを現実のネットワークで体現するわけだ。そして、この中で標準化・展開が進む技術の検証、IPv4アドレスの枯渇問題を解決するIPv6移行、フレキシビリティに富んだ通信インフラ技術、運用の安全性・容易性を増す新技術などを取り入れている。
ShowNetは﹁魅せる︵見せる︶、使える﹂ことをコンセプトにしている。﹁魅せる︵見せる︶﹂という側面では、世界初の展示機器や全21社との連携デモンストレーション、データセンターネットワークなどが挙げられる。一方、後者の﹁使える﹂という側面では、IPv6移行のための各種技術を来場者に体感してもらったり、メッシュ技術を利用した無線ネットワークなどもサポートする。
今年は、従来のようにインフラ技術にウェイトを置くだけでなく、エンタープライズから、特にデータセンターや、クラウド・Web技術に代表されるアプリケーション技術までを含めた形で、最先端ネットワークが披露されている︵図3︶。そのためNOC展示もテーマ別編成とし、﹁Backbone NOC﹂︵4ホール︶と﹁DataCenter NOC﹂︵6ホール︶に物理的に分けているのが大きな特徴だ︵図4︶。
それぞれサービスアーキテクチャーが実稼動した姿が見られるほか、POD︵ネットワーク中継地点︶では、環境変化に強いネットワーク機器、製品やソリューションも紹介。またブース連携のものが多い点も今年の特徴の1つだという。具体的に各編成ごとの技術や製品から、ネットワークの最新動向をご紹介しよう。
︻次ページ︼初登場、データセンターNOCからみる最新データセンター技術
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