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懐疑論 |
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科学的知見 |
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"太陽活動が地球温暖化の原因 " |
ここ35年、太陽黒点数は僅かな減少傾向を示しているので、温暖化とは逆の傾向です。 |
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"地球温暖化の科学的コンセンサスは存在しない" |
人為的地球温暖化が存在する、というのが19カ国の科学アカデミー、そして多数の気候科学を研究する科学機関の姿勢です。もう少し具体的に言うと、気候科学の研究を行っている97%の気候科学者はこの姿勢を推奨しています。 |
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"全球気候モデルは信頼できない" |
気候モデルには不確実性は存在するが、過去の再現に加え、予測もその後の観測によって確証されています。 |
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"1998年に地球温暖化は停止した" |
地球は1998年以降も熱を蓄えてるので温暖化は停止してません。地表面温度には海洋と大気との熱交換による内部変動性が実在します。1998年には異常に強いエルニーニョ現象が関与して、高い全球気温を記録しました。
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"1970年代に氷河期が予想されていた" |
1970年代の氷河期の予想は主にメディアが由来でした。査読された研究の過半数は、CO2の上昇による温暖化を予想していました。 |
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"地球は氷河期に突入した" |
CO2による温暖化効果は、軌道の変化や(例えばマウンダー極小期の)太陽活動の変動と比べて、ずっと大きいです。 |
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"「クライメートゲート」事件は気候科学者の悪事を露呈した" |
多少不快な通信はあったが、文脈と科学的知見に基づいた検証によれば「示唆する」メールは全て査読を受けた研究で既に知られている専門的な議論で成り立っている。疑わしいと仮定されるメールは、人為地球温暖化の膨大な経験的証拠の前では、単に迷惑にすぎません。 |
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"アル•ゴアの『不都合な真実』は事実誤認とデータの誇大化に満ち溢れている" |
『不都合な真実』にマイナーな誤りはあるが、重要な事実 -- 人類は温暖化に寄与していて、地球に様々な影響を与える -- というのは査読済み科学と一貫しています。 |
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"ヒートアイランド現象が温暖化の傾向を誇張している" |
都市部は間違いなく周りの地域より暖かいが、温暖化の傾向には影響は無いです。 |
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"水蒸気が一番強力な温室効果ガス" |
水蒸気が一番強力な温室効果ガスです。そのうえ、水蒸気は気候への正のフィードバック効果が強く、大気中の二酸化炭素の温暖化効果を増幅させます。このフィードバックがあるせいで、CO2の効果は強いのです。
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"20世紀前半も温暖化が顕著だった" |
20世紀前半の温暖化の大部分は太陽活動の上昇と比較的静かな火山活動によるものでした。しかし、1975年以降の温暖化はこの二つの因子はほとんど寄与していません。太陽活動は50年以降安定してます。火山の活動は比較的頻繁で、どちからかと言うと寒冷効果を齎しています。 |
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"樹木年輪の気候復元は1960年以降機器計測データから分岐してる" |
この「分岐問題」は物理的現象です。樹木の生長は過去数十年、得に北の高緯度辺りで遅くなってます。分岐問題は前例が無く、過去数十年で起きた事なので原因が人為と思われいます。温暖化によって引き起こされる干ばつや地球薄暮化などの地方的、世界的な因子が原因の可能性が高いです。1960年以前の樹木年輪のプロキシ(指標)は計測機器データや他のプロキシの軌道と重なってます。 |