はてなキーワード: ナンバーとは
今をとくめくVTuber事務所にじさんじの、夏の風物詩と言っていい、同接10万人を超える大型企画である
「監督」として選ばれたライバーが、パワプロでチームを育成して対戦する
この企画の肝は、選手に他のライバーの名前をつけるというところだ
そうすることで、何気ないランダムイベントも面白みが出るし、予期しないドラマや、今までなかった関係性が勝手に生まれたりする
普通のコラボで野球チーム分の人数を集めるのは実際不可能だが、名前を借りるだけという割り切りのお陰で、他に類を見ない大型コラボとして機能している
ここまではいい
問題はチームの作り方だ
監督たちが1位から順番に他のライバー指名して、重複したらクジを引く
先程も書いたように、他のライバーはあくまで名前を借りているだけだ
当然操作を担当するわけでもないので、そのライバーのゲームスキルも関係ない
こうした条件の中でドラフトを行う場合、一体何によって順位が決まるかわかるだろうか?
それは、監督との仲の良さだったり、話題性だったり、単純な人気によって決まる
ゲームスキルなどの紛れは一切なく、仲がいい人、話題がある人、人気がある人から順位が付けられる
結果として、まるでにじさんじ内のカーストを可視化したようなランキングが完成するのだ
実際、実質的なにじさんじ代表の委員長や、にじさんじの「王」たる葛葉、人気ナンバー1のサロメ嬢は全員ドラフト1位
監督に選ばれるライバーも、監督に選ばれるぐらいなので、当然カースト上位
ドラフト配信は盛り上がるが、その輪に入れるのはカースト上位の「人気者」たちだけだ
育成が始まってしまえばランダムイベントは平等なのでここまでの残酷さは感じないが、それだけにこのドラフトの仕組みが残念でならない