宇都宮駅
栃木県宇都宮市にある東日本旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅、宇都宮ライトレールの停留場
宇都宮駅(うつのみやえき)は、栃木県宇都宮市川向町(かわむこうちょう)にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)および日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である[1][2][3][4]。事務管コードは▲411012[5]。
宇都宮駅 | |
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![]() 西口(2023年8月) | |
うつのみや Utsunomiya | |
![]() | |
所在地 |
栃木県宇都宮市 北緯36度33分32秒 東経139度53分54.1秒 / 北緯36.55889度 東経139.898361度座標: 北緯36度33分32秒 東経139度53分54.1秒 / 北緯36.55889度 東経139.898361度 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 日本貨物鉄道(JR貨物) 宇都宮ライトレール |
本項では、隣接する宇都宮ライトレール宇都宮芳賀ライトレール線の宇都宮駅東口停留場(うつのみやえきひがしぐちていりゅうじょう)についても記述する。
乗り入れ路線
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所属路線は東北本線︵宇都宮線︶であり、東北新幹線、日光線、烏山線が乗り入れている[3][6][7][8][9][10]。東北新幹線の線路を経由して山形新幹線も停車する。なお、2002年の東北新幹線盛岡駅 - 八戸駅間延伸開業までは、秋田新幹線も停車していた。
当駅は1885年︵明治18年︶7月16日に日本鉄道第二区線の駅として開業、1890年︵明治23年︶6月1日には同じく日本鉄道が宇都宮駅から日光に至る支線を開業し、国有化後の1909年︵明治42年︶10月12日、日本鉄道第二区線および日光に至る支線の線路名称はそれぞれ東北線および日光線と制定された。その後、国有鉄道時代の1982年︵昭和57年︶6月23日には東北新幹線の開業と同時に東北新幹線の駅となり、分割民営化され東日本旅客鉄道︵JR東日本︶に継承された後の1990年︵平成2年︶3月10日には上野 - 黒磯間に宇都宮線の愛称が付けられた[11][12][13][14][15]。
現在、当駅には在来線の宇都宮線列車︵上野駅発着、上野東京ライン[注釈1]、湘南新宿ライン[注釈2]、黒磯駅発着など︶、日光線列車、烏山線列車、東北新幹線﹁やまびこ﹂﹁なすの﹂、山形新幹線﹁つばさ﹂が発着し、在来線の列車はほぼ全ての列車において当駅が始発、終着駅となっている[3][11][16][17]。
なお、東北本線は日本貨物鉄道︵JR貨物︶が第二種鉄道事業者となっているが、当駅は現在臨時車扱貨物のみを取り扱っており、定期貨物列車の発着はない。
歴史
編集宇都宮駅
編集![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/53/Utsunomiya_station_in_Meiji_Era.png/220px-Utsunomiya_station_in_Meiji_Era.png)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/e0/Utsunomiya_Station.1975.jpg/220px-Utsunomiya_Station.1975.jpg)
宇都宮駅東口停留場
編集駅構造
編集JR東日本
編集宇都宮駅 | |
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東口(2023年7月) | |
うつのみや Utsunomiya | |
所在地 | 栃木県宇都宮市川向町1番23号 |
所属事業者 |
東日本旅客鉄道(JR東日本) 日本貨物鉄道(JR貨物) |
電報略号 | ミヤ |
駅構造 |
高架駅(新幹線) 橋上駅(在来線) |
ホーム |
2面2線(新幹線) 3面5線(在来線) |
乗車人員 -統計年度- |
(新幹線)-2023年- 11,954人/日(降車客含まず) (合計)-2023年- 34,836人/日(降車客含まず) |
開業年月日 | 1885年(明治18年)7月16日 |
乗入路線 5 路線 | |
所属路線 |
■東北新幹線 (■山形新幹線) |
キロ程 | 109.5 km(東京起点) |
◄小山 (28.9 km) (48.3 km) 那須塩原► | |
所属路線 |
■東北本線(宇都宮線) (■烏山線直通含む) |
キロ程 |
109.5 km(東京起点) 東京から尾久経由で109.7 km |
◄雀宮 (7.7 km) (6.2 km) 岡本► | |
所属路線 | ■日光線 |
キロ程 | 0.0 km(宇都宮起点) |
(4.8 km) 鶴田► | |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 |
直営駅であり宇都宮統括センター所在駅。管理駅として東北本線・大宮支社内の岡本駅 - 豊原駅、日光線内の全駅、烏山線内の全駅を管理している[40]。駅北東には宇都宮運転所が併設されている[1][2][41]。
駅舎は地上3階建てで南北に伸びる地上の東北本線︵宇都宮線︶、高架の東北新幹線の線路西側に沿うように建設された。うち3階設備は新幹線ホームのみで、1 - 2階は主に南側がJR東日本の駅施設、北側は宇都宮ステーション開発の駅ビル﹁パセオ﹂として利用されている。駅ビル﹁パセオ﹂と駅改札前﹁とちぎグランマルシェ﹂︵2階︶を中心に駅舎ビル全体で商業施設が展開されている[1][2][3][15][42][43]。
改札は駅舎ビル2階にあり、改札外にはみどりの窓口・自動券売機︵近距離・指定席券売機︶・駅事務室などのほか、インフォメーションセンター︵観光案内所︶などが置かれている。また改札内には待合室や新幹線乗り換え改札、精算所・精算機、コインロッカー、多目的トイレ等が設置されている。在来線ホームは駅舎ビルの東側地上、新幹線ホームは駅舎ビル3階に敷設されており、駅改札内コンコースと各ホーム間には階段のほかエスカレーター、エレベーターが設置されている。駅の清掃はJR東日本環境アクセス宇都宮事業所が担当する[44]。同事業所は2018年より栃木県立特別支援学校宇都宮青葉高等学園の生徒を就業体験で受け入れており、同校生徒が清掃業務に当たることがある[44]。
駅舎ビル2階には駅西口にペデストリアンデッキ、および駅東口への東西自由通路が取り付けられており、それぞれ階下はバスのりば、タクシーのりばとなっている。東西両口にも階段に加えエスカレーター、エレベーターが設置されており、バリアフリー化されている[1][2][42][45]。
店舗は改札内外にNewDaysがあるほか、カフェやそば店がある[1][3][15][42]。駅ビル﹁パセオ﹂は1、2階がショッピングフロアで、3階は飲食店とホテルメッツ宇都宮フロントがあり、4階以上は同ホテルの客室となっている。
駅舎ビル南側1階には宇都宮東警察署宇都宮駅交番が所在する。1903年︵明治35年︶2月に﹃宇都宮警察署停車場巡査派出所﹄として設置されたのが起源で、1982年︵昭和57年︶6月の東北新幹線開業に際して現在の駅舎ビル1階に移設された[46]。
-
新幹線改札口(2021年9月)
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在来線改札口(2021年9月)
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新幹線のりかえ口(2021年9月)
のりば
編集
新幹線ホームは、高架上に17両編成対応の相対式ホーム2面を有し、この間に通過線︵本線︶2線︵2・3番線︶をはさむ。
在来線ホームは単式、島式ホーム3面5線の地平ホーム︵15両編成対応︶となっているほか、5番線と7番線の間に貨物列車等待避線︵6番線︶を有する。島式ホームの7・8番線および9・10番線ホーム上にはグリーン券券売機が設置されている。
すべての新幹線ホームおよび在来線ホームには、改札階である2階コンコース間を結ぶ階段のほかエスカレーターおよびエレベーターが設置され、バリアフリーに対応している[42][47]。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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新幹線 高架ホーム[42] | |||
1 | 東北・山形・秋田新幹線 | 下り | 郡山・仙台・盛岡・山形・新庄方面 |
4 | 新幹線 | 上り | 大宮・上野・東京方面 |
在来線 地上ホーム | |||
5 | ■ 日光線 | - | 鹿沼・今市・日光方面 |
7 - 10 | ■ 宇都宮線(東北線) | 下り | 黒磯・郡山方面[48] |
上り | 大宮・上野・新宿・横浜・小田原方面[48] (上野東京ライン)(湘南新宿ライン) | ||
■ 烏山線 | - | 烏山方面[48] |
︵出典‥JR東日本:駅構内図︶
付記事項
●日中の﹁なすの﹂・﹁やまびこ﹂︵※主に仙台発着かつ福島以南各停の列車、一部例外もあり︶は、この駅で﹁はやぶさ﹂+﹁こまち﹂号の通過待ち合わせを行なう。またそれ以外の当駅に停車する列車においても、通過待ち合わせを行なうことがある。
●新幹線の定期列車は﹁なすの﹂のほぼ全列車︵早朝の小山始発の上り1本を除く︶と﹁やまびこ﹂﹁つばさ﹂のほぼ全列車︵最速達の1往復を除く︶が停車する。ただし臨時の﹁やまびこ﹂﹁つばさ﹂の中には当駅を通過する列車が設定されることもある。﹁はやぶさ﹂﹁こまち﹂は全列車が通過する。
●広大な留置線を用いて夜間留置が多数設定されている。
●在来線各線は、6時台の小山発黒磯行きと小金井発日光行きの2本を除きすべて当駅で折り返す。
新幹線ホーム(2022年11月)
在来線5番線ホーム(2022年11月)
在来線7・8番線ホーム(2022年3月)
在来線9・10番線ホーム(2022年3月)
宇都宮ライトレール
編集宇都宮駅東口停留場 | |
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停留場全景(2023年3月5日撮影) | |
うつのみやえきひがしぐち Utsunomiya Station East (ライトキューブ宇都宮前) | |
所在地 | 栃木県宇都宮市宮みらい一丁目 |
駅番号 | 01 |
所属事業者 | 宇都宮ライトレール |
所属路線 | ■宇都宮芳賀ライトレール線 |
キロ程 | 0.0 km(宇都宮駅東口起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面2線 |
開業年月日 | 2023年(令和5年)8月26日[36][37][38] |
東口駅前広場に位置し[50]、島式ホーム1面2線で、折り返し設備を有する。このほか旅客サービス設備として無償のWi-Fi接続ポイントと、観光や交通情報を提供する多機能型デジタルサイネージ﹁コレオ・タッチ﹂︵下野新聞社による運営︶が整備されている[51]。仮称は﹁JR宇都宮駅東口﹂であった[52]。
至近にコンベンション・ホール﹁ライトキューブ宇都宮﹂が所在することから、﹁ライトキューブ宇都宮前﹂の副停留場名が設定されている[53]。
なお、当線のJR宇都宮駅西側への延伸時には、西口駅前広場にも停留場が設けられる予定である[54]。
停留場1階のエスカレーターの裏側には定期券売り場が設置されており、線内で唯一の有人駅となっている。︵他の宇都宮芳賀ライトレール線の駅は全て無人駅︶
のりば
編集列車の発車時には、発車メロディ「美雷と」(福嶋尚哉作曲)が車両から鳴動する[55][56]。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
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1・2 | ■ライトライン[57] | - | 芳賀・高根沢工業団地方面 |
-
東西自由通路側の出入口(2023年9月)
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停留場北側の延伸予定地(2023年9月)
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建設中の停留場(2022年5月)
駅弁
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宇都宮駅は、日本国有鉄道の駅構内販売機関自らの沿革において﹁地元業者﹃白木屋﹄がホームで発売したおにぎりが最初の駅弁である﹂﹁駅弁発祥の地﹂とされている︵駅弁#起源も参照︶[20][21]。
かつては、富貴堂弁当部と松廼家の2社が営業していたが、富貴堂の撤退に伴い現在は松廼家1社のみの営業である。かつては松廼家・富貴堂の両社とも駅構内で立ち売りを行っていた[58] が、現在は消滅した。
主な駅弁は下記の通り[59]。
- とちぎ霧降高原牛めし
- よくばりスタミナ弁当
- 日光強めし
- 日光杉並木
- ふるさと幕の内
- 宮小町
- とりめし
- 大人の休日・駅弁発祥地より汽車辨當
- 七福むすび
- 宮の釜めし
- うわさの弁当、古代米入り
- 下野玄米弁当
- 下野山菜弁当
- 玄氣いなり
- 芭蕉気分
利用状況
編集JR東日本
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●2023年度︵令和5年度︶の1日平均乗車人員は34,836人である[利用客数1]。
●JRの駅としては北関東3県で最も多い。なお旅客収入額はJR東日本で第13位︵2009年度︶[15]。
●新幹線 - 2023年度︵令和5年度︶の1日平均乗車人員は11,954人である[新幹線1]。
●東京駅、大宮駅、仙台駅、高崎駅に次いで5番目に多い数字である。
2000年度︵平成12年度︶以降の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||
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年度 | 計 | 新幹線 |
2000年(平成12年) | 36,295[利用客数 2] | |
2001年(平成13年) | 35,832[利用客数 3] | |
2002年(平成14年) | 35,136[利用客数 4] | |
2003年(平成15年) | 34,922[利用客数 5] | |
2004年(平成16年) | 34,890[利用客数 6] | |
2005年(平成17年) | 35,545[利用客数 7] | |
2006年(平成18年) | 35,773[利用客数 8] | |
2007年(平成19年) | 35,921[利用客数 9] | |
2008年(平成20年) | 35,416[利用客数 10] | |
2009年(平成21年) | 34,160[利用客数 11] | |
2010年(平成22年) | 33,985[利用客数 12] | |
2011年(平成23年) | 34,023[利用客数 13] | |
2012年(平成24年) | 35,018[利用客数 14] | 12,245[新幹線 2] |
2013年(平成25年) | 36,176[利用客数 15] | 12,685[新幹線 3] |
2014年(平成26年) | 35,769[利用客数 16] | 12,658[新幹線 4] |
2015年(平成27年) | 36,421[利用客数 17] | 13,010[新幹線 5] |
2016年(平成28年) | 36,584[利用客数 18] | 13,153[新幹線 6] |
2017年(平成29年) | 37,586[利用客数 19] | 13,456[新幹線 7] |
2018年(平成30年) | 38,324[利用客数 20] | 13,623[新幹線 8] |
2019年(令和元年) | 37,724[利用客数 21] | 13,233[新幹線 9] |
2020年(令和 | 2年)24,559[利用客数 22] | 6,981[新幹線 10] |
2021年(令和 | 3年)27,135[利用客数 23] | 8,068[新幹線 11] |
2022年(令和 | 4年)31,241[利用客数 24] | 10,344[新幹線 12] |
2023年(令和 | 5年)34,836[利用客数 1] | 11,954[新幹線 1] |
宇都宮ライトレール
編集- 2024年2月時点での1日平均乗降人員は平日約9,000人・休日約7,700人である[60]。
駅周辺
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宇都宮駅西口は宇都宮市の中心部に面し、ビジネス客や観光客が訪れる宇都宮の玄関口である[1][2][46]。宇都宮市の中心部は、駅西側を流れる田川の対岸1 - 2 km西方の東武宇都宮駅周辺であり、オリオン通りなどの商店街や東武宇都宮駅と直結する東武宇都宮百貨店などの商業集積地であり、栃木県庁や宇都宮市役所などの行政主要機関なども所在する。
宇都宮駅は日本鉄道第二区線大宮 - 宇都宮間の開業に伴い開設されたが、当時より国内有数の人口を擁する地方都市であった宇都宮では、線路が街中︵市街地︶を避けた田川対岸、宇都宮の東側にいわば追いやられた格好で設置された。一方で路線敷設工事が急ピッチで進められたこともあり駅周辺整備が十分でないまま開業となったこともあって、当初は駅と現中心街を結ぶ大通りが開通しておらず、日本鉄道第二線区の開通式に参列し栃木県庁を訪問した伊藤博文、井上勝、渡辺洪基らは田川下流部にかかる押切橋を渡って宇都宮の街中に入り県庁を目指した。その後小袋町︵現在の上河原付近︶と簗瀬村の土地を買い上げて道路とし、田川には宮の橋を架けることによって現在の大通りが開通した[12]。
現在、駅前広場の南側ロータリーには5面のプラットホームに計18のバス乗降場とタクシー降車場が、また北側ロータリーにはタクシー乗降場と一般車両乗降場、タクシープールが設けられている。一般車両については、広場内で待機する車両への市営駐車場利用と、南側ロータリーへの進入を回避し博労町交差点︵旧奥州街道との交差点︶方面への走行を誘導している。当駅西口と市街中心地の間は大通りで結ばれ、関東自動車、JRバス関東の路線バスが頻回運行され、広い歩道も整備されている。大通り沿いにはビジネスビルが立ち並ぶが、一歩路地裏に入ると寺社が林立し、城下町宇都宮の面影を残している。なお西口は北関東最大の都市でありながら駅前として﹁みにくい景観25選﹂の1位に選ばれてしまった経緯があり、老朽化が著しい建物の乱立や混在する看板などで景観の悪化が深刻な状態であり再開発が急がれている。西口第四B地区の住宅棟とホテル棟は2010年から2011年にかけ竣工している[1][2][61][62][63][64]
[65][66]。
一方、宇都宮駅東口は、宇都宮駅開業時より構内の車両留置線や貨物の積み下ろし設備等として機能してきた用地を、1971年︵昭和46年︶に宇都宮貨物ターミナル駅へと移転し、また車両基地宇都宮運転所の機能の一部を田端運転所に移し、余剰となった線路跡地に設置されたものである。東口地区再開発事業の開始とともに20線を超えた留置線も撤去され、2008年︵平成20年︶には交番、バスのりば、タクシーのりば、一般車乗降場が新設された。2つのプラットホームに6つのバスのりば、タクシー乗降所、および一般車両乗降場が設けられている。また再開発にあわせて川向町および東宿郷一丁目のそれぞれ一部の町名称が変更され、市の公募により宮みらいと命名された。この地区では新たな都市拠点の形成を目指し、商業施設や宿泊施設が入る複合施設やコンベンション施設、交流広場などの整備が宇都宮ライトレールの整備と連携して進められている。この整備事業の詳細は宇都宮駅東口交流拠点施設の項を参照。
宇都宮駅周辺の主な施設は以下のとおり[1][2][67][68]。
西口
編集- 近接地区(川向町、駅前通り)
- 近接地区(今泉)
- 南部地区
- 善願寺
- ホテルサンロイヤル宇都宮
- こくみん共済 coop 栃木推進本部宇都宮店
- 中心市街地地区
東口
編集- 東口バス乗り場 - 駅東地区へ向かうバスも、一部を除き大半は西口を発着する
- 宇都宮中央病院
- ホテルサンシャイン
- 宇都宮宿郷郵便局
- 宇都宮駅東公園
- ウツノミヤテラス
- ヨークベニマル 宇都宮テラス店
- ライトキューブ宇都宮
- ホテルマイステイズ宇都宮
- 暫定広場(複合施設棟(2)建設予定地)
- アパホテル〈宇都宮駅前〉
バス路線
編集詳細は「宇都宮駅バスのりば」を参照
宇都宮駅には関東自動車とJRバス関東︵宇都宮支店︶の路線バスと宇都宮市が運行する市内循環バス﹁きぶな号﹂、高速バス、空港直行バスが発着する。西口に市内各地への路線バスや高速バス︵羽田空港・成田空港・名古屋・京都・大阪方面︶のターミナルがある。東口には岡本、駅東地区に向かう一部路線バスの停留所があるが、便数は限られている[61][71][72][73][74]。
●LRT⇔路線バスと宇都宮市地域内交通の乗継割引をtotra利用者限定で宇都宮市・芳賀町による施策により実施している。totraを使ってLRTと路線バス (関東自動車・JRバス関東) を乗り継ぐと、2乗車目の公共交通の運賃から大人100円・小児50円が割引される。宇都宮市地域内交通と乗り継いだ場合は大人200円・小児100円が割引される[75][76]。なお、宇都宮市内では﹁totra︵トトラ︶﹂などの交通系ICカードを使って日中︵午前9時~午後4時︶に路線バスを利用すると、1乗車の運賃の上限が400円になるバスの上限運賃制度も継続されている。
舞台となった作品
編集
JR東日本が提供しているロケーションサービスの一環として、宇都宮駅でも種々の作品で撮影が行われている[15][77]。
2009年度
●2009年︵平成21年︶
●11月12日撮影 - テレビ朝日ドラマ﹃西村京太郎トラベルミステリー第53作 ― 山形新幹線つばさ111号の殺人﹄。
●宇都宮駅で撮影。2010年︵平成22年︶2月6日放映。
●2010年︵平成22年︶
●3月28日撮影 - 日本テレビドラマ﹃Mother﹄。
●宇都宮駅および宮の橋周辺。第1話︵同年4月14日︶と第2話︵同年4月21日︶放送分で放映。
●3月31日撮影 - テレビ東京﹃ルビコンの決断〜エキナカビジネス﹄。
●宇都宮駅構内。同5月6日放送。
●撮影日不明 - テレビ東京﹃出没!アド街ック天国﹄。
●宇都宮駅構内。同11月2日放送。
隣の駅
編集- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 東北新幹線
- ■宇都宮線
- ■烏山線(当駅 - 宝積寺駅間は東北本線)
- 宇都宮駅 - 岡本駅
- ■日光線
- 宇都宮駅 - 鶴田駅
- 宇都宮ライトレール
- ■宇都宮芳賀ライトレール線
- 快速(平日朝下りのみ運転)
- 宇都宮駅東口停留場 (01) → 宇都宮大学陽東キャンパス停留場 (06)
- 各停
- 宇都宮駅東口停留場 (01) - 東宿郷停留場 (02)
- 快速(平日朝下りのみ運転)
脚注
編集記事本文
編集注釈
編集出典
編集
(一)^ abcdefghゼンリン 栃木県宇都宮市川向町周辺︵ほか︶地図
(二)^ abcdefg昭文社 MAPPLE 栃木県宇都宮市川向町周辺︵ほか︶地図
(三)^ abcde東日本旅客鉄道公式ホームページ﹃宇都宮駅﹄
(四)^ 貨物時刻表 平成22年3月ダイヤ改正 財団法人日本貨物協会
(五)^ 日本国有鉄道旅客局(1984)﹃鉄道・航路旅客運賃・料金算出表 昭和59年4月20日現行﹄。
(六)^ JR東日本ホームページ﹁東北本線の駅﹂
(七)^ JR東日本ホームページ﹁日光線の駅﹂
(八)^ JR東日本ホームページ﹁東北新幹線の駅﹂
(九)^ JR東日本ホームページ﹁山形新幹線の駅﹂
(十)^ JR東日本ホームページ﹁秋田新幹線の駅﹂
(11)^ ab﹃停車場変遷大事典﹄国鉄・JR編、石野哲編、1998年︵JTB発行︶
(12)^ abcdefg大町雅美著﹃郷愁の野州鉄道 -栃木県鉄道秘話-﹄︵随想社刊︶
(13)^ ab﹃とちぎ20世紀 上巻﹄下野新聞とちぎ20世紀取材班編、2000年︵下野新聞社発行︶
(14)^ ﹃とちぎ20世紀 下巻﹄下野新聞とちぎ20世紀取材班編、2001年︵下野新聞社発行︶
(15)^ abcdefghi東日本旅客鉄道 会社要覧 2010
(16)^ JTB時刻表2011年6月号︵JTBパブリッシング︶
(17)^ JR時刻表2011年6月号︵交通新聞社︶
(18)^ abc﹃停車場変遷大事典﹄2、395頁
(19)^ abcd﹃停車場変遷大事典﹄1、189・190頁
(20)^ ab﹃会員の家業とその沿革﹄︵国鉄構内営業中央会刊︶
(21)^ abJR東日本ホームページ﹁鉄道の歴史﹂﹃明治18年 1885年7月 宇都宮駅︵日本鉄道︶で、にぎり飯を売り出す︵駅弁の始まり︶﹄
(22)^ abc﹃停車場変遷大事典﹄1、195頁
(23)^ abcdefghijklm﹃宇都宮駅100年史﹄日本国有鉄道 宇都宮駅 編、1985年
(24)^ 大阪朝日新聞京都付録1904年2月11日
(25)^ abc日清製粉70年史、同100年史
(26)^ ab﹃炎 鎮火せず﹄︵宇都宮平和祈念館建設準備会、下野新聞社、栃木新聞社編集・発行︶
(27)^ 鉄道ピクトリアル 1967年2月号︵電気車研究会刊︶
(28)^ 交通年鑑昭和48年度内﹁交通日誌﹂
(29)^ 東北本線は復旧 宇都宮の脱線事故﹃朝日新聞﹄1979年2月12日夕刊3版9面
(30)^ ﹃停車場変遷大事典﹄2、423頁
(31)^ ﹃国鉄、7日に開業、宇都宮・小山両駅内にコーヒー店﹄昭和60年8月31日日本経済新聞地方経済面北関東
(32)^ ﹃宇都宮駅、全国8店目の国鉄直営プレイガイド﹄昭和61年4月26日日本経済新聞地方経済面北関東
(33)^ ﹁JR年表﹂﹃JR気動車客車編成表 '91年版﹄ジェー・アール・アール、1991年8月1日、192頁。ISBN 4-88283-112-0。
(34)^ ﹁JR年表﹂﹃JR気動車客車編成表 '95年版﹄ジェー・アール・アール、1995年7月1日、187頁。ISBN 4-88283-116-3。
(35)^ ﹁JR年表﹂﹃JR気動車客車編成表 '99年版﹄ジェー・アール・アール、1999年7月1日、183頁。ISBN 4-88283-120-1。
(36)^ ab“芳賀・宇都宮LRTの開業日が決定しました”. 宇都宮市 (2023年6月2日). 2023年6月2日閲覧。
(37)^ ab“LRT8月26日開業 宇都宮市と芳賀町、近く運輸開始認可手続きへ”. 下野新聞. (2023年5月31日) 2023年5月31日閲覧。
(38)^ ab“芳賀・宇都宮LRT事業等について” (PDF). 宇都宮市. 2022年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月17日閲覧。
(39)^ “LRT開業日ダイジェスト 一番列車、パレード、イベント… 現地から丸ごとお届け”. 下野新聞 (2023年8月26日). 2023年8月31日閲覧。
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新幹線
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関連項目
編集外部リンク
編集- 駅の情報(宇都宮駅):JR東日本
- 宇都宮駅東口 - 宇都宮ライトレール