定員(ていいん)とは、団体の所属、施設乗り物などの収容に関する最大人員。

概説

編集



0

鉄道車両の定員

編集

設計

編集

[1][1]

[2]= [2]

混雑率・乗車率

編集



1.52.5

乗車率の目安

編集

国土交通省鉄道局によれば目安として混雑率のいくつかの値に対して、下記の定性評価が挙げられている[3]

 乗車率の目安
 乗車率 説明
 100%  定員乗車。座席に着くか、吊革に捕まるか、ドア付近の柱に捕まることができる。
 150%  新聞が楽に読める。
 180%  折りたたむなど無理をすれば新聞は読める。
 200%  体が触れ合い相当圧迫感があるが、週刊誌程度なら何とか読める。
 250%  電車が揺れるたびに体が斜めになって身動きがとれず、手も動かせない。

『都市交通年報』による定員、混雑率の定義

編集

使


15132



使
標準定員算出基準
編集

0.35

0.480 %




JIS E 7103 通勤用電車-車体設計通則』による定員の定義

編集

使



430 mm

250 mm550 mm1,900 mm0.3

算定方法による差異

編集

21

混雑率測定における誤差

編集

混雑率測定自体についての問題も存在する。

  • 測定手段による誤差
現在輸送力計算の基礎となっているのは目視測定である。この手法は簡便であるが誤差の問題が従来から指摘されてきた。また、1両ごとに測定人員を充てるのか、複数の車両を1人がまとめて測定するのかなど詳細で違いも見られる。他の手段としては自動改札による入出場データの集計する方法、鉄道車両の台車の空気ばねに設置された応加重装置より車重変化を読み取る方法、軌道上に設置したひずみゲージで列車の重量を測定する方法などが考案され、一部は実用されている。しかし、測定精度やコスト面の問題から目視測定に匹敵する普及には至っていない。例えば編成各車の応加重装置の情報を鉄道車両のモニタ装置で一括して扱うシステムは近年の新造車両では一般的な装備となりつつあるが、数10kgオーダーでの測定精度が必要となる上、路線の特性(例えば通学客主体の路線と工場労働者主体の路線では想定する一人あたりの重量は異なる)や、季節による着衣の重量変化に適切に対応することが求められる上、情報システムを整備していない旧型車両と混在して運用される路線では抜き取りデータとならざるを得ない。そのため、新しい測定法を採用したケースでもほとんどは目視測定との併用であるとされる。将来的にはICタグを活用した1名単位の乗車を把握することも考えられている。
  • 測定時期による誤差
現在、鉄道事業者各社で混雑率測定を行う時期、頻度は一定していない。
  • その他の誤差
測定時間の定義、測定対象列車(全列車か一部列車か)、測定区間の定義などにも違いが見られる。

混雑率表記における前提

編集

1200%41250%2200%3150%4100%175%2便

20002000

2014JR

混雑率表記の一例

編集

次に一般書(2011年)に記載された通勤路線の混雑率一覧の例を示す[4]

 混雑率180パーセント以上の区間
区間 混雑率
総武本線 錦糸町⇒両国 203%
山手線 上野⇒御徒町 202%
埼京線 板橋⇒池袋 200%
京浜東北線 上野⇒御徒町 198%
東京メトロ東西線 木場⇒門前仲町 197%
中央本線 中野⇒新宿 194%
南武線 武蔵中原⇒武蔵小杉 194%
高崎線 宮原⇒大宮 192%
東海道本線 川崎⇒品川 190%
武蔵野線 東浦和⇒南浦和 189%
武蔵野線 船橋法典⇒西船橋 188%
東急田園都市線 池尻大橋⇒渋谷 187%
京浜東北線 大井町⇒品川 187%
小田急小田原線 世田谷代田⇒下北沢 187%
京葉線 葛西臨海公園⇒新木場 185%
湘南モノレール 富士見町⇒大船 183%
横浜線 小机⇒新横浜 181%
横須賀線 新川崎⇒品川 181%
総武線 新小岩⇒錦糸町 180%

 

調2 [5] [6] [7]

国土交通省による調査

編集

調[8]

163%2018163%126%126%132%132%2019

20191180%
順位 路線 区間 混雑率(年度) 備考
2019年 2018年 2017年 2016年 2015年
1 東京メトロ東西線 木場→門前仲町 199 % 199 % 199 % 199 % 199 % 日本の鉄道路線で最混雑路線
2 横須賀線 武蔵小杉→西大井 195 % 197 % 196 % 191 % 193 % 湘南新宿ラインを含む
3 総武緩行線 錦糸町→両国 194 % 196 % 197 % 198 % 199 %
4 東海道線 川崎→品川 193 % 191 % 187 % 184 % 182 % 上野東京ラインを含む
5 日暮里・舎人ライナー 赤土小学校前→西日暮里 189 % 189 % 187 % 188 % 183 % 新交通システムで最混雑路線
6 京浜東北線 大井町→品川 185 % 185 % 186 % 182 % 182 %
7 埼京線 板橋→池袋 185 % 183 % 185 % 180 % 183 %
8 中央線(快速) 中野→新宿 184 % 182 % 184 % 187 % 188 %
9 東急田園都市線 池尻大橋→渋谷 183 % 182 % 185 % 184 % 184 %
10 南武線 武蔵中原→武蔵小杉 182 % 184 % 189 % 188 % 190 %
11 総武快速線 新小岩→錦糸町 181 % 181 % 181 % 181 % 180 %

定員制

編集
 
ライナー券販売機の例。
券売機の上に、各乗車口の残席数が表示されている。
東京駅9・10番ホーム



便便


航空機の定員

編集

便使

20

船舶の定員

編集

19338

日本で発生した定員超過を原因とする主な事故

編集

1932 - 29236137[9]

1945 - 3972103

1949 - 162044[10]

1954 - 2219478[11]

脚注

編集


(一)^ ab201055

(二)^ ab2010273

(三)^ . . 20191117

(四)^ !20114
180

(五)^ 19 - 

(六)^ 180%23 - 

(七)^ 26 - 

(八)^ 調(30). . 20191117

(九)^  5pp.245 63331 

(十)^  29101011

(11)^ 2910911

関連項目

編集

参考文献

編集