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「第2族元素」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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第二族元素の窒素化物についてその性質
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== ハロゲン化物 ==

== ハロゲン化物 ==

フッ化ベリリウム'''BeF<sub>2</sub>'''を除いていずれの第2族元素フッ化物も[[水]]に難溶性の塩を形成する。しかし、右に挙げたもの以外の第2族元素ハロゲン化物はいずれも水に対する溶解性は大である。これらのハロゲン化物は共有結合である塩化ベリリウムを除き、イオン結晶を形成する。[[潮解性]]を示すものが多く、特に塩化カルシウム'''CaCl<sub>2</sub>'''は乾燥剤として利用される。

フッ化ベリリウム'''BeF<sub>2</sub>'''を除いていずれの第2族元素フッ化物も[[水]]に難溶性の塩を形成する。しかし、右に挙げたもの以外の第2族元素ハロゲン化物はいずれも水に対する溶解性は大である。これらのハロゲン化物は共有結合である塩化ベリリウムを除き、イオン結晶を形成する。[[潮解性]]を示すものが多く、特に塩化カルシウム'''CaCl<sub>2</sub>'''は乾燥剤として利用される。


== 窒素化物 ==

アルカリ土類金属は、珍しいことに加熱により大気中の窒素ガスと容易に反応する。例えば、マグネシウムは二窒素と反応して窒化マグネシウムになる。アルカリ土類金属の窒素化物はまた水と反応しアンモニアを形成する。



== 脚注 ==

== 脚注 ==


2020年7月9日 (木) 14:09時点における版

2
周期
2 4
Be
3 12
Mg
4 20
Ca
5 38
Sr
6 56
Ba
7 88
Ra

22s: alkaline earth metal4[1]2使


: triads使

使2

22


: earth1789


22ss22+212
ベリリウム
4Be
マグネシウム
12Mg
カルシウム
20Ca
ストロンチウム
38Sr
バリウム
56Ba
ラジウム
88Ra
電子配置
第1イオン化エネルギー
(kJ mol-1
899.5 737.7 589.8 549.5 502.9
第2イオン化エネルギー
(kJ mol-1
1757.1 1450.7 1145.4 1064.2 965.2
電子付加エンタルピー
(kJ mol-1
- - - ≈0 ≈0 -
電子親和力
(kJ mol-1
≈0 ≈0 - - - -
電気陰性度
(Allred-Rochow)
1.47 1.23 1.04 0.99 0.97 0.92
イオン半径
(pm; M2+
41 (4配位)
59 (6配位)
71 (4配位)
86 (6配位)
114 (6配位)
126 (8配位)
132 (6配位)
140 (8配位)
149 (6配位)
175 (12配位)
-
共有結合半径
(pm)
112 130 174 192 198
van der Waals半径
(pm)
- 173 - - - -
融点
(K)
1551.15 923 1115 1050 1000
沸点
(K)
3243.15 1363 1757 1655 2143
還元電位 E0 (V;M2+/M) - 1.85 - 2.363 - 2.866 - 2.89 - 2.906 -

21

12122s

2
カルシウム ストロンチウム バリウム ラジウム ベリリウム・マグネシウム
橙赤色 深紅色 黄緑色 紅色 呈色せず(無色)

22

21


2MH2


2MO2M(OH)2BeO

500


BeF222CaCl2



脚注

  1. ^ 高等学校化学で用いる用語に関する提案(1)(日本化学会、2015年3月17日更新版)。
    高等学校化学で用いる用語に関する提案(1)への反応(日本化学会、2018年1月25日更新版)。

関連項目