マイタイ
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マイタイ | |
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基本情報 | |
作成技法 | シェイク |
グラス |
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国際バーテンダー協会のレシピ | |
ベース | ジャマイカ・アンバーラム |
装飾材料 | パイナップル、ミント、ライムの皮 |
材料 | |
オレンジキュラソー …… 15ml | |
オルジェー・シロップ …… 15ml | |
フレッシュライムジュース …… 30ml | |
シュガーシロップ …… 7.5ml |
マイタイ(英: Mai-Tai)とは、ラム酒をベースとしたカクテルである。「トロピカル・カクテルの女王」と称される[1]。
概要
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ラム酒の研究家であったヴィクター・バージェロン︵英語: Victor J. Bergeron︶は、1944年のある日、自身がオーナーであるカリフォルニアのレストラン﹁トレーダーヴィックス﹂で何気なく手に取った17年物のジャマイカ産ラム酒、ライム果汁、ロックキャンディーシロップ、オレンジキュラソー、オルジェー・シロップ︵フランス産アーモンドシロップ︶を砕いた氷が入ったグラスに注いで、タヒチ出身の友人に提供した[2]。それを飲んだ友人はタヒチ語で﹁MAI TAI ROA AE!︵この世の物とは思えない!︶﹂と歓喜した[2]。世界中で愛されることになるトロピカルカクテルの誕生であった[2]。
バージェロンがハワイにマイタイを持ち込むのは1953年になってのことである[3]。
ロイヤル・ハワイアン、モアナ・ホテルはハワイで最初にマイタイの提供を行った[3]。
ロイヤル・ハワイアンは1959年に﹁マイタイ・バー﹂をオープンさせ、オリジナル・レシピのマイタイを提供したところ、ワイキキビーチが目の前という立地条件も合わさって人気カクテルとなり、以降もオリジナルレシピのロイヤル・マイタイは、マイタイ・バーのシグネチャーカクテルとして人気が高い[4]。
レシピの例
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国際バーテンダー協会によるレシピを以下に記す[5]。
材料
●ジャマイカ・アンバーラム - 30ml
●マルティニーク・ダークラム - 30ml
●オレンジキュラソー - 15ml
●オルジェー・シロップ - 15ml
●フレッシュライムジュース - 30ml
●シュガーシロップ - 7.5ml
作り方
(一)全ての材料を氷と共にシェイクする。
(二)ダブルサイズのロックグラス、またはハイボールグラスに注ぐ。
(三)パイナップル、ミント、ライムの皮を飾る。
ロイヤル・マイタイ
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ロイヤル・ハワイアンのマイタイ・バーで提供されているレシピを以下に記す[4]。
材料
●バカルディ・ラム - 1oz
●チェリー・バニラ・ピューレ - 1tsp
●ディサローノ・アマレット - 1/2oz
●コアントロー - 1/2oz
●フレッシュ・オレンジジュース - 1oz
●フレッシュ・パイナップルジュース - 2oz
●ダークラム - 1/2oz
作り方
(一)ダークラム以外の材料と氷をシェイクし、グラスに注ぐ。
(二)グラスにダークラムをフロートする。
(三)チェリー、パイナップル、櫛形切りしたライム、パラソルを飾る。
出典
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(一)^ ﹃カクテル完全ガイドうまいつくり方の方程式﹄︵改定版︶池田書店、2021年、121頁。ISBN 978-4262130705。
(二)^ abc﹃全面解除で"制限なく"美酒を愉しむ!トロピカルカクテルの女王﹁マイタイ﹂フリーフロープランが期間限定で登場﹄︵プレスリリース︶ニューオータニ、2021年10月29日。2022年9月30日閲覧。
(三)^ ab村上春樹、吉本由美、都築響一﹃東京するめクラブ 地球のはぐれ方﹄文藝春秋、2008年、261頁。ISBN 978-4167502089。
(四)^ ab“マイタイのオリジナルレシピ”. ロイヤル・ハワイアン. 2022年9月30日閲覧。
(五)^ “Mai-Tai” (英語). 国際バーテンダー協会. 2022年9月30日閲覧。