マカロン
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マカロン︵仏: macaron[1][2]︶は、卵白と砂糖とアーモンドを使った焼き菓子の一種。形状は、直径数センチの円盤を2枚重ねた形をしている[3]。フランスを代表する洋菓子であるが、発祥地には諸説があり、イタリア発祥説[4]のほかに、8世紀フランスのコルムリー修道院で初めて考案されたという説もある[5]。
語源はマカロニと同じものであり、﹁マコロン﹂﹁マキャロン﹂とも言うが、﹁マコロン﹂︵macaroon︶は厳密には別の菓子を指す。
マカロンは保存の効く菓子ではなく、︵食品衛生法では定義されていないが︶取扱は、どちらかというと生菓子に近く、特に高温には弱く15℃以下の環境、もしくは冷蔵庫に保管することが求められ、賞味期限も5日以内ほどである。
サンテミリオンマカロン店︵2018年1月現地にて撮影︶
現在でもフランスの各地で、さまざまなマカロンが作られている。13世紀から作られているサン=テミリオンのマカロン・クラックレ︵macaron craquelé︶や16世紀から作られているアミアンのマカロン・ダミアン︵macaron d'Amiens︶、18世紀から作られているナンシーのスール・マカロン︵sœur macaron︶などが有名である。最も古いマカロンは、791年から現在まで製造されているロワール地方のコルムリー修道院の物である。この他、ピレネー=アトランティック県サン=ジャン=ド=リュズなどにも名物のマカロンが存在する。
サンテミリオンのマカロン。日本におけるマカロンというよりも、むし ろココナッツクッキーのような味わい。2018年1月現地にて
16世紀にカトリーヌ・ド・メディシスがアンリ2世のもとへ輿入れする際にイタリアから持っていった菓子も古典的なマカロンの一つで、イタリアではアマレッティと呼ばれる。そのアマレッティを柔らかくしたのがバーチ・ディ・ダーマ︵Baci di dama︶であり、特にパリ風マカロンはバーチ・ディ・ダーマを発展させたものだと言われている。
中日ドラゴンズがマスコット人気にあやかって販売している﹁どあろん﹂も知られている︵名前はマカロンにドアラ・シャオロン・パオロンのそれぞれの名前を引っ掛けて命名︶。