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倉石 真︵くらいし まこと、1969年1月22日[1] - ︶は、日本のテノール歌手。
人物・来歴[編集]
長野県長野市生まれ、長野県小諸市で育つ[2]。小諸市立小諸東小学校、小諸市立小諸東中学校、長野県野沢北高等学校を経て、東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院オペラ科修了[2]。
藝大定期オペラ﹃コシ・ファン・トゥッテ﹄のフェランド役でデビュー。東京交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会、東京フィルハーモニー交響楽団のオペラコンチェルタンテ・シリーズなどに出演。
2000年ロータリー財団国際親善奨学生としてイタリアに留学。ボローニャ国立音楽院にてパリデ・ヴェントゥーリに師事。2001年にはモンテプルチアーノ国際芸術祭に出演。2002年、帰国後は日生劇場﹃ジャンニ・スキッキ﹄のリヌッチョ、東京室内歌劇場﹃井筒の女﹄の在原業平、藤沢市民オペラ﹃メリー・ウィドウ﹄︵カミーユ︶、﹃カヴァレリア・ルスティカーナ﹄︵トゥリドゥ︶、横浜シティオペラ﹃愛の妙薬﹄︵ネモリーノ︶などの他、新国立劇場において﹃カルメン﹄﹃ラ・ボエーム﹄﹃黒船﹄﹃軍人たち﹄に続けて出演する。
海外ではイギリス・バクストンで行われた国際ギルバート&サリヴァン・フェスティバルで﹃コックスとボックス﹄のボックス役に出演したほか、2012年3月にはパリ・日本文化会館における﹃夕鶴﹄に与ひょう役で出演、4月にはイタリア主要歌劇場の一つ、ジェノヴァのカルロ・フェリーチェ歌劇場における﹃トゥーランドット﹄に皇帝アルトゥム役として抜擢される。
同年9月には東京音楽大学105周年オペラ﹃ラ・ボエーム﹄においてロドルフォ役を演じた他、2013年は﹃メリー・ウィドウ﹄﹃花咲かじいさん﹄﹃ファルスタッフ﹄﹃ディドとエネアス﹄﹃カヴァレリア・ルスティカーナ﹄などにも出演、又﹃詩人の恋﹄を歌う、と題してドイツ・リート リサイタルを開く他、2014年にはオペラ﹃夕鶴﹄の与ひょう役として全国縦断公演も予定されている。さらには、﹃第九﹄﹃メサイア﹄﹃レクイエム﹄にとどまらず、﹃荘厳ミサ﹄﹃小荘厳ミサ﹄﹃嘆きの歌﹄﹃スターバト・マーテル﹄などのソリストとしても国内外のオーケストラと共演している。啓声会会員。日本声楽アカデミー会員[3]。東京音楽大学講師[4]。
外部リンク[編集]