宝珠寺 (豊中市)
表示
![]() |
宝珠寺 | |
---|---|
![]() | |
所在地 | 大阪府豊中市熊野町3丁目10-1 |
位置 | 北緯34度47分28.2秒 東経135度29分03.2秒 / 北緯34.791167度 東経135.484222度 |
山号 | 熊野代山 |
院号 | 花山院 |
宗旨 |
浄土宗 もと真言宗で別当寺 |
本尊 | 聖観音菩薩 |
開基 | 仏眼 |
正式名 | 熊野代山花山院宝珠寺 |
法人番号 | 1120905004256 |
宝珠寺︵ほうじゅじ︶は、大阪府豊中市熊野町にある浄土宗の寺院。かつては、真言宗の寺院であった。本尊は聖観音。山号は熊野代山。また、寺の下には神社︵八坂神社、もとは東山感心院祇園社と関係の深い牛頭天王社・熊野権現社︶があり、別当を務めていたため、この寺は全国的にも珍しく、神社の上座に寺が遺り、神仏習合の状態をよくのこした神社である。[1]
長徳期︵995年 – 998年︶の創建で、仏眼の開基と伝わる。 起源は、摂津名所図会に、花山法皇が仏眼のもと、観音霊場巡拝の時、地形が紀州の熊野に似ていることもあり、この地の﹁くす谷山﹂に熊野権現を祀り、熊野に模して神仏の祀場を造営したとされている。これが﹁熊野代山﹂の山号、熊野町の地名の由来であり、八坂神社の由来でもある。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5f/Houjuji02.jpg/150px-Houjuji02.jpg)
三重宝篋印塔
重要美術品︵国認定︶
●石造三重宝篋印塔︵ほうきょういんとう︶2基 - 本堂西側に位置する。花山法皇と仏眼の墓塔と伝えられる。南北朝時代に作られたといわれる。1935年5月20日、重要美術品に認定[2]。
豊中市指定有形文化財
●金銅菩薩立像︵こんどうぼさつりゅうぞう︶ – 飛鳥様式であり飛鳥時代後期のものと伝えられる。1年に1度しか拝観することができない秘仏。
●木造彩色聖観音菩薩立像︵もくぞうさいしきしょうかんのんりゅうぞう︶ – この寺の本尊。平安時代後期に作られ、行基菩薩作といわれる。
文化財[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/5f/Houjuji02.jpg/150px-Houjuji02.jpg)
所在地[編集]
大阪府豊中市熊野町三丁目10-1札所[編集]
- 摂津国三十三ヶ所 第三十番札所
外部リンク[編集]
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ 大阪再発見、寶珠寺のヤマモモ
- ^ 昭和10年5月20日文部省告示第202号。認定名称は「石造三重塔 2基」(参照:国立国会図書館デジタルコレクション)