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葛蛇玉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 20110173522 - 9102017801116

略伝

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[1]婿KOZU YATSUKATSU[?]

31766222

綿4610

作品

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作品名 技法 形状・員数 寸法(縦x横cm) 所有者 年代 落款 印章 備考
山高水長図 絹本墨画淡彩 1幅 101.3x50.9 関西大学[2] 明和3年以前 洞郭製圖
蛇玉図 紙本墨画淡彩 1幅 MIHO MUSEUMほか 明和3年(1766年) 鹿門河維明(大坂の儒学者・河合鹿門)文[3]
蛇玉図 紙本墨画淡彩 1幅 100.8x28.0 個人(静岡県立美術館寄託 明和3年(1766年)賛 河合鹿門賛
雪中松に兎・梅に鴉図屏風(雪夜松兎梅鴉図屏風) 紙本墨画 六曲一双 心遠館コレクション 安永3年(1774年 蛇玉の代表作にして、長く忘れ去られた葛蛇玉の名が再び世に知られるきっかけとなった作品。画面全体に刷毛引きの墨によって微妙なグラデーションが付けられ、そこに現出した深い闇の空間には無限の奥行き感が漂う。そこに胡粉による雪を散らした背景に、松や梅の大樹が勢いよく描かれ、降り積もる雪は紙の下地の白色を最大限に活かしている。松には兎、梅には鴉が止まり、そこにそれぞれもう1羽の兎と鴉がやってくるという、黒と白、静と動が入り混じった不思議で幻想的な作品に仕上がっている。図版などでは向かって右に「松に兎」、左に「梅に鴉」を置く場合が殆どだが、左右を入れ替えた方がやってくる兎と鴉が画面に飛び込んでくる効果が生まれる事や、落款の位置、東アジア世界では伝統的に鴉は「日」、兎は「月」を表し、「日月」の意匠では必ず右隻に「日」、左隻に「月」が表されることから、左右隻を入れ替えた置き方が正しいと推測される。
蘭石鸚鵡図 絹本著色 1幅 心遠館コレクション
鯉魚図 絹本著色 3幅対 99.4x33.0(各) 滋賀県・曹源寺(滋賀県立安土城考古博物館寄託) 右幅:蛇玉山人葛季原
中左幅:蛇玉葛季原
鯉魚図 絹本著色 1幅 97.8x31.1 ファインバーグ・コレクション 蛇玉葛季原謹寫 「蘿園」朱文楕円印・「亀泳(?)朱文円印・「與古為徒」朱文長方印」 曹源寺本の右幅と酷似[4]

脚注

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(一)^  稿41929

(二)^  - 西 202024

(三)^ 2013

(四)^   MIHO MUSEUM    201361

参考資料

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