賢明女子学院中学校・高等学校
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賢明女子学院中学校・高等学校 | |
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国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人賢明女子学院 |
設立年月日 | 1951年(昭和26年) |
創立者 | マリー・リヴィエ |
共学・別学 | 男女別学(女子校) |
中高一貫教育 | 準完全一貫制 |
分校 | なし |
課程 | 全日制課程 |
二部以上の授業 | なし |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
学科内専門コース |
ソフィア(特進)コース ルミエール(進学)コース |
学期 | 3学期制 |
学校コード |
C128310000237 中学校) D128310000253 (高等学校) | (
高校コード | 28543K |
所在地 | 〒670-0012 |
外部リンク | 公式ウェブサイト |
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賢明女子学院中学校・高等学校︵けんめいじょしがくいんちゅうがっこう・こうとうがっこう︶とは、兵庫県姫路市に所在し、中高一貫教育を提供するカトリック系の私立女子中学校・高等学校。高等学校においては1学年の生徒総数180人のうち20%弱の35名の生徒を募集する準完全中高一貫校[1]。聖母奉献修道会を母体とする学校法人賢明女子学院が設置・運営している。
姉妹校に学校法人賢明学院が運営する賢明学院幼稚園・小学校・中学校・高等学校︵大阪府堺市堺区︶がある。
校地は姫路城旧中曲輪・姫路市本町68番地のうち元第10師団司令部の跡地である。北側には同じくカトリックのミッションスクールである淳心学院中学校・高等学校︵男子校︶が隣接している。こちらはベルギー発祥の修道会による設置であり、別の学校である。聖職者同士での交流はあっても、公的な意味での生徒交流はない。
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0a/View_from_Himeji_castle_southeast.jpg/250px-View_from_Himeji_castle_southeast.jpg)
姫路城大天守第六層から南東望。賢明女子学院の校庭は中程右側
![](//upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/da/Uchikyouguchi-mon-gate.jpg/250px-Uchikyouguchi-mon-gate.jpg)
学校の裏門になっている姫路城の内京口門の石垣
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0a/View_from_Himeji_castle_southeast.jpg/250px-View_from_Himeji_castle_southeast.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/da/Uchikyouguchi-mon-gate.jpg/250px-Uchikyouguchi-mon-gate.jpg)
概要[編集]
1796年にフランスで創設された聖母奉献修道会が1948年6月来日し、1951年︵昭和26年︶4月、賢明女子学院中学校・賢明女子学院高等学校開校。 現在当校を運営する学校法人賢明女子学院は、カナダから来日した同修道会の支部により創設された。 校名の﹁賢明﹂は、カトリックの7つの徳に含まれる﹁賢慮﹂﹁聡明﹂に由来してつけられた[2]。 校内のあちこちに聖母マリア像があり、生徒たちを見守っている。姫路城︵白鷺城︶のすぐ東隣に校舎を構えている。付近には美術館、博物館などがあり、また、都会の学校ながらグラウンドも広く、施設が充実している。 キリスト教のカトリックの教えにより、﹁the Best︵最善をめざす︶﹂を教育理念としている。﹁思いやる力﹂﹁創る力﹂﹁叶える力﹂の3つの力を養い身に付けることを教育方針としている。 2013年度からは高校がコース制となり、ソフィア︵特進︶コースとルミエール︵進学︶コースに分かれた。 2011年︵平成23年︶に創立60周年を迎えた。編成[編集]
難関国公立大学を目指す﹁ソフィアコース﹂、難関私立大学・国公立大学を目指す﹁ルミエールコース﹂の2コースが設置されている[3]。 1クラス約30~40名の4クラスまたは3クラス編成である[4]。授業[編集]
土曜日に4時間授業を実施している[5]。さらに、毎週木曜日は7時間目まで授業を実施している。このことにより、増えた時間を基礎学力の定着や、演習など理解をより深めるための質の高い学習に充てている[6]。 中学の英語の教科書は﹃プログレス・イン・イングリッシュ﹄を使い、中1ではクラスを2分割した少人数授業を実施し、英語の力をしっかり身につけていく[2]。そして中2からは英・数で習熟度別授業を実施している。 中学では週4日、高校では週6日の放課後希望者補習や、英語と数学の指名補習を実施している。国公立大学進学者数の増加を狙い、中高のソフィアコースの生徒には放課後の数学強化補習を週1回行っている[6]。 夏休み中も約60もの講座を開講している。英検対策など、対象学年を限定しない講座もある。 高校課程の多くを2年で終える[7]。クロス・スタディ[編集]
本校では興味のある分野や学問の面白さを発見し、勉強に前向きに、自発的に学ぶきっかけになるように、理系や文系といった枠を越えたクロススタディを実践している。 1年間で﹁自然科学﹂﹁人文科学﹂﹁芸術﹂から2テーマずつ計6テーマを学ぶ。週1時間、月1テーマで行われる。宗教[編集]
6年間通じて宗教の時間があり、生き方や平和、奉仕の精神について学んでいく。沿革[編集]
母体となる聖母奉献修道会は1796年にマリー・リヴィエにより創立。1948年6月、聖母奉献修道会カナダ管区本部から修道女4名が来日し、大阪阿倍野に居住して日本地区本部を設立した。1950年6月、姫路︵姫路市本町68番地︶に土地を購入し、中高一貫校の本学院が開校した。 ●1951年︵昭和26年︶ - 中学校・高等学校が開校。 ●1964年︵昭和39年︶ - ベルギー国王ボードゥアン1世夫妻が来校。 ●1975年︵昭和50年︶ - 生徒会奉仕部が県のじぎく賞受賞。 ●1982年︵昭和57年︶ - 学院創立者マリ-・リヴィエ、教皇ヨハネ・パウロ2世により福者に列せられる。 ●2000年︵平成12年︶ - 50周年記念式典を挙行。ホームページを開設。行事[編集]
●学院祭 - 9月に行われる。 ●中3修学旅行︵長崎︶- 10月 ●語学研修︵高1・高2希望者︶- 春休みに行われる、約15日間の語学研修。現地にホームステイし、姉妹校であるPresentation of Mary Academyの学生と交流を深めながら、英語を体験的に学ぶ。また、ハーバード大学訪問やボストン市街観光なども実施。 その他﹁クリスマス行事﹂や﹁聖母をたたえる集い﹂などカトリック校らしい行事が多くある。クラブ活動[編集]
中高生は一緒に活動を行っている。入部率は高い。少林寺拳法部は全国大会の常連である[2]。 体育系 ●少林寺拳法部 ●硬式テニス部 ●ソフトボール部 ●バドミントン部 ●ソフトテニス部 ●陸上競技部 ●バレーボール部 ●バスケットボール部 文化系 ●コーラス部 ●ブラスバンド部 ●ハンドベル部 ●自然科学部 ●カトリック研究会 ●アート部︵アニメ・写真・美術部門︶ ●書道部 ●ダンス部 ●E.S.S部 ●放送部 ●パソコン部 ●家庭科部 ●演劇部 ●カルタ部 同好会︵当校では﹁おけいこ﹂と称する︶ ●茶道 ●華道 ●箏曲制服[編集]
学校創立時の1951年に、カナダから来られたシスター方により制定された、﹁合服﹂と呼ばれている着こなしが基本とされている。紺のウールのベストに白の長袖ブラウス、前中央に小さなくるみボタンの付いた前箱ひだのプリーツスカート。そして中学は赤、高校は紺のリボンを付ける。靴は白と紺のコンビであり通称﹁パンダ靴﹂と呼ばれる。 凛として清楚な﹁ベスト姿﹂に﹁パンダ靴﹂は賢明生のトレードマークとなっており、遠くからでも賢明生だと分かる。 2019年に制服が基調を変えずも新しく制定される。
夏服
ショールカラーの白の半袖ブラウスに赤・紺のネクタイ、薄手のウールのスカートに賢明特製の﹁K﹂をデザインしたバックルの付いた紺のベルトを付ける。紺の縁取りとリボンの付いた麦藁帽子や冷房、紫外線よけのカーディガンも制定されている。
冬服
ベストの上に襟なしの上着やスクールセーター、コートなどを着用する。
連携[編集]
●姫路獨協大学薬学部ゲノム解析学研究室との連携‥ 科学技術振興機構 (JST) が主催する﹁中高生の科学研究実践活動推進プログラム︵学校活動型︶﹂の連携機関として、教育連携活動を行っている[8]。 2015年度より、ハイドロゲルを用いた哺乳動物細胞の3D培養法︵三次元培養法︶の確立に学生たちと取り組んでいる。 3D培養では生理的環境に近い状態で細胞を培養することが可能で、この方法を用いて三次元的に組織を構築し、今後の再生医療等への応用を目指している。著名な出身者[編集]
●永田萠︵絵本作家、イラストレーター︶ ●八幡愛︵タレント、政治家︶ ●木月あかり︵元宝塚歌劇団雪組男役︶関連項目[編集]
●兵庫県中学校一覧 ●兵庫県高等学校一覧 ●日本の男女別学校一覧 ●日本カトリック小中高連盟 ●賢明学院幼稚園・小学校・中学校・高等学校 ●賢明女子学院短期大学脚注および参照[編集]
(一)^ 中学校生徒募集要項によれば生徒募集人員数は145人、高校生徒募集要項によれば生徒募集人員は35人であり、両方の合計は180人となる。高等学校からの生徒募集数35人を中学校・高等学校からの生徒募集総数180人で除した数値が20%を僅かに下回った。﹃平成12年度版 全国注目の中高一貫校﹄︵学習研究社、1999年8月発行︶の﹁要注意!この学校には高校から入れない!!﹂のp.68の表のうち﹁1999年の募集人員が少なかった私立高校の例﹂によれば、﹁高1生の在籍生のうち外進生比率が20%以下の主な学校﹂が準完全中高一貫校として分類されている。
(二)^ abc賢明女子学院中学校|兵庫県の私立中学校|中学受験応援サイト ﹃シガクラボ﹄
(三)^ 6年間の学び | 中学校 | 賢明女子学院中学校・高等学校
(四)^ 賢明女子学院中学校 | 中学受験の情報サイト﹁スタディ﹂
(五)^ 賢明女子学院高等学校の学ぶこと/学校生活情報 | 高校選びならJS日本の学校
(六)^ ab賢明女子学院が育む3つの力 | 学院案内 | 賢明女子学院中学校・高等学校
(七)^ 賢明女子学院高等学校の進学情報 | 高校選びならJS日本の学校
(八)^ 姫路獨協大学 最新情報 ︻お知らせ︼賢明女子学院との教育連携活動について [薬学部] 2016/04/11