青峰楽団
表示
![]() |
青峰楽団 | |
---|---|
各種表記 | |
チョソングル: | 청봉악단 |
漢字: | 靑峰樂團 |
発音: | チョンボンアクタン |
日本語読み: | せいほうがくだん |
RR式: | Cheongbong Akdan |
MR式: | Ch'ŏngbong Akdan |
英語表記: | Chongbong Band |
青峰楽団︵チョンボンがくだん︶︵正式名称‥ワンジェサン芸術団青峰楽団、朝鮮語‥왕재산예술단 청봉악단︶は、朝鮮民主主義人民共和国の音楽ユニットである。2015年7月、朝鮮労働党第一書記金正恩の発案により結成され、ワンジェサン芸術団の演奏家や牡丹峰重唱組︵牡丹峰楽団とは異なる︶の歌手らで構成される[1]。同年8月ロシアで初舞台を踏み︵功勲国家合唱団と合同で︶、10月10日の党創建70周年に際し、北朝鮮において文化芸術の殿堂と言われる、平壌の﹁人民劇場﹂で国内初公演をした[2]。
メンバー[編集]
2017年7月30日時点︵朝鮮中央テレビで公演の録画実況の放映︶での名前が判明しているメンバーは以下の通りである。作曲家[編集]
●カン・チョルボン︵강철봉︶*編曲も担当しており、当楽団に所属しているものと思われる。 ●キム・ヘソン︵김해성︶人民芸術家 *編曲担当 ●キム・ジウォン︵김지원︶*同上演奏家[編集]
●キム・スミョン︵김수명︶、ヴァイオリン、功勲俳優︵男性︶*元ワンジェサン軽音楽団、銀河水管弦楽団演奏家 ●ペク・ヒョニ(ヒョンヒ)︵백현희︶、ヴァイオリン︵女性︶*元銀河水管弦楽団、功勲国家合唱団演奏家 ●パク・ミョンジン︵박명진︶、ヴァイオリン︵男性︶*元銀河水管弦楽団演奏家 ●ソ・グクソン︵서국성︶、ヴィオラ・ヴァイオリン︵男性︶*元銀河水管弦楽団演奏家 ●キム・ソナ︵김선아︶、 バヤン (楽器)︵女性︶ ●キム・チョルジュン(チョルチュン) ︵김철준︶、トランペット︵男性︶ - 2015年10月11日〜2016年9月2日 *元銀河水管弦楽団、功勲国家合唱団演奏家 ●トランペット ︵男性︶ - 2017年7月27日〜 ●トロンボーン1名︵男性︶- 2015年10月11日〜2016年5月11日 ●トロンボーン ︵男性︶- 2016年8月29日〜 ●ファン・スンチョル︵황승철︶、サクソフォーン・メタルオーボエ・メタルクラリネット・フルート︵男性︶- 2015年10月11日〜2016年9月2日 *元ワンジェサン軽音楽団︵芸術団︶、銀河水管弦楽団演奏家。現在、功勲国家合唱団所属。 ●サクソフォーン等 ︵男性︶ - 2017年7月27日〜 ●ヨ・シム︵여심︶、ピアノ︵女性︶ *元銀河水管弦楽団演奏家 ●リ・ヒョクチョル︵리혁철︶[3]、ドラムス︵男性︶*元ワンジェサン芸術団演奏家 ●チェ・ヘリム︵최혜림︶[4]、パーカッション︵女性︶ ●ギター1名︵女性︶ ●ベース1名︵女性︶- 2015年10月11日〜2016年5月11日 *その後牡丹峰楽団に移籍。 ●チョン・ヘリョン︵전혜련︶、ベース︵女性︶ - 2016年8月29日〜9月2日 *牡丹峰楽団から移籍。1公演︵5日間︶のみ出演後、功勲国家合唱団に移籍、2017年9月より牡丹峰楽団に復帰。 ●ベース ︵男性︶ - 2017年7月27日〜 ●シンセサイザー1名︵男性︶ - 2017年7月27日公演から登場。歌手︵ボーカル︶[編集]
すべて女性 ●キム・オクチュ︵김옥주︶*元牡丹峰重唱組歌手。現在牡丹峰楽団で活動。 ●青峰楽団所属時の独唱曲として﹁父と呼びます﹂︽아버지라 부릅니다︾︵2017年︶︵*牡丹峰楽団演奏︶、﹁祖国と私﹂︽조국과 나︾︵2017年︶︵*牡丹峰楽団演奏︶、﹁誰も知らない﹂︽아무도 몰라︾︵2017年︶︵*功勲国家合唱団演奏︶ ●キム・ソンシム︵김성심︶*元牡丹峰重唱組歌手 ●リ・リュギョン︵리류경︶*元牡丹峰重唱組歌手 ●キム・ヒャンミ︵김향미︶*元牡丹峰重唱組歌手 ●キム・ジュヒャン︵김주향︶*元ワンジェサン芸術団歌手 ●ユ・ボンミ︵유봉미︶*牡丹峰楽団へ移籍 ●青峰楽団所属時の独唱曲として﹁愛の光﹂︽사랑의 빛발︾︵2016年︶ ●ソン・ヨン︵송영︶ ●独唱曲として﹁私は永遠にあなたの息子﹂︽나는 영원히 그대의 아들︾︵2016年︶、﹁党を歌う﹂︽당을 노래하노라︾︵2017年︶︵*牡丹峰楽団演奏︶ ●リ・スギョン︵리수경︶*元功勲国家合唱団歌手︵牡丹峰楽団に同姓同名の歌手がいるが、別人︶ ●キム・チョン︵김청︶ ●ハン・ソンシム︵한성심︶ ●ロ・ギョンミ︵로경미︶ ●クォン・ヒャンリム(ヒャンニム)︵권향림︶公演[編集]
朝鮮中央通信の記事を配信している東京の朝鮮通信社のサイト[5]︵朝鮮語︶内の記事を元に作成。2015年[編集]
●功勲国家合唱団と青峰楽団がモスクワで招待公演︵8月31日・9月1日︶ *青峰楽団は歌手のみ出演。 ●8月31日‥チャイコフスキー・コンサートホール ●9月1日‥文化センター・モスクヴィッチ ●10月11〜18日‥朝鮮労働党創建70周年慶祝 青峰楽団公演︵人民劇場︶ ●国内初の公演。10月18日、金正恩・李雪主夫妻が牡丹峰楽団と功勲国家合唱団の幹部・スタッフ・メンバーと共に公演を観覧。2016年[編集]
●1月1日〜5日‥ワンジェサン芸術団青峰楽団 新年慶祝音楽会︵人民文化宮殿︶ ●2月16日〜18日‥光明星節慶祝 ワンジェサン芸術団青峰楽団公演︵烽火芸術劇場︶ ●5月11日‥朝鮮労働党第7次大会慶祝 牡丹峰楽団・青峰楽団・功勲国家合唱団合同公演﹃永遠に我が党に従い﹄︵柳京鄭周永体育館︶ ●8月29日〜9月2日‥金日成社会主義青年同盟第9次大会参加者らの為の青峰楽団・功勲国家合唱団合同祝賀公演︵4.25文化会館︶2017年[編集]
●7月9日〜12日‥大陸間弾道ロケット試験発射成功記念 音楽舞踊総合公演︵柳京鄭周永体育館︶ - 牡丹峰楽団・青峰楽団・功勲国家合唱団・ワンジェサン芸術団合同 *青峰楽団は歌手のみ出演。 ●7月27日‥偉大なる祖国解放戦争勝利64周年慶祝芸術公演︵柳京鄭周永体育館︶ - 青峰楽団・功勲国家合唱団・ワンジェサン芸術団合同 ●9月9日︵推定︶‥水素弾︵水素爆弾︶試験の完全成功で民族史的大慶事・特大事変をもたらした核科学者・技術者らの為の祝賀公演︵人民劇場︶ - 青峰楽団・功勲国家合唱団合同。血の海歌劇団所属歌手である人民俳優チャン・ヨンオク︵장영옥︶も出演し、銀河水管弦楽団所属時代のレパートリー﹁進もう朝鮮よ、並進前へ﹂ ︽나가자 조선아 병진 앞으로︾を歌唱。2018年[編集]
●2018平昌冬季オリンピック・パラリンピック成功祈願 三池淵管弦楽団特別公演 ●2月8日‥大韓民国・江原道江陵市・江陵アートセンター ●2月11日‥大韓民国・ソウル特別市中区・国立劇場ヘオルム︵日の出︶劇場 ●三池淵管弦楽団のメンバーとして青峰楽団からヴァイオリンのペク・ヒョニ︵백현희︶、ヴィオラ・ヴァイオリンのソ・グクソン︵서국성︶、ドラムスのリ・ヒョクチョル︵리혁철︶、パーカッションのチェ・ヘリム︵최혜림︶ら器楽組と、歌手のキム・オクチュ︵김옥주︶︵*牡丹峰楽団メンバーでもある︶、キム・ソンシム︵김성심︶、キム・ジュヒャン︵김주향︶、ソン・ヨン︵송영︶、キム・チョン︵김청︶、リ・スギョン︵리수경︶、ロ・ギョンミ︵로경미︶、クォン・ヒャンリム︵권향림︶が出演。主な楽曲[編集]
2015年[編集]
●﹁永遠なるこだま﹂︽영원한 메아리︾ - デビュー曲 ●﹁戦争の3年間﹂︽전쟁의3년간︾ ●﹁党よ、あなたがいるから﹂︽당이여 그대 있기에︾ - 同時期に牡丹峰楽団もメドレーの中の一曲として演じた。 ●﹁親しい我らの元帥様﹂︽친근한 우리 원수님︾2016年[編集]
●﹁愛の光﹂︽사랑의 빛발︾ - 青峰楽団初の独唱曲︵ユ・ボンミ独唱︶ ●﹁人民の祝願﹂︽인민의 축원︾ *スタジオ音源・画面音楽︵ミュージックビデオ︶は二つの版あり。 ●﹁我らは万里馬騎手﹂︽우리는 만리마기수︾ ●﹁切なる心﹂︽간절한 마음︾ ●﹁永遠に変わらないだろう﹂︽영원히 변함없으리︾ ︵公演のみ︶カバー曲[編集]
北朝鮮の公式・準公式サイトの音楽ファイルもしくは画面音楽︵ミュージックビデオ︶のあるものに限る。2015年[編集]
●﹁愛する﹂︽사랑하노라︾ ︵先に牡丹峰楽団が公演で演じた︶ ●﹁朝鮮の姿﹂︽조선의 모습︾ *牡丹峰楽団と共演。2016年[編集]
●﹁我らの信念﹂︽우리의 신념︾*演奏のみ牡丹峰楽団と共演。 ︵オリジナルは功勲国家合唱団︶ ●﹁党を歌う﹂︽당을 노래하노라︾ ︵オリジナルは普天堡電子楽団︶ ●﹁ああ、恋しい元帥様﹂︽아 그리운 원수님︾ - 牡丹峰楽団所属歌手のリュ・ジナ独唱。︵先に牡丹峰楽団が公演で演じた︶ ●﹁我が故郷の馴染みの家﹂︽내 고향의 정든 집︾ ●﹁私は考える﹂︽나는 생각해︾ ︵オリジナルは普天堡電子楽団︶ ●﹁人民共和国宣布の歌﹂︽인민공화국선포의 노래︾軽音楽・器楽曲[編集]
2015年[編集]
●トランペットのための軽音楽﹁代を継いで忠誠を尽くします﹂︽대를 이어 충성을 다하렵니다︾ ●軽音楽﹁社会主義守ろう﹂︽사회주의 지키세︾2016年[編集]
●バヤンのための軽音楽﹁希望溢れる我が祖国よ﹂︽희망넘친 나의 조국아︾ ●弦楽四重奏のための軽音楽﹁歌おう大同江﹂︽노래하자 대동강︾ ●軽音楽﹁愛そう我が祖国﹂︽사랑하자 나의 조국︾ ●ヴァイオリンのための軽音楽﹁我らの慈父﹂︽우리 어버이︾ ●軽音楽﹁前線行き列車﹂︽전선행렬차︾脚注[編集]
(一)^ “朝鮮で﹁青峰楽団﹂が結成﹁朝鮮式の新しい軽音楽団﹂”. 朝鮮新報 (2015年7月30日). 2015年11月30日閲覧。
(二)^ “ミニスカート牡丹峰楽団vs女神ドレス青峰楽団”. 中央日報 (2015年10月15日). 2015年11月30日閲覧。
(三)^ YouTubeより。﹁万景台学生少年宮殿﹂を紹介する動画。出身者の写真と名前が掲載された額縁が映し出されている。
(四)^ 同上
(五)^ 朝鮮通信 サイト︵朝鮮語︶