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Simple Network Time Protocol

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Simple Network Time ProtocolSNTPNTP

[]


SNTPRFC1305RFC 1361, RFC 1769, RFC 2030 使NTP

[]

[]


SNTPNTP使NTPNTP
オフセット データサイズ 項目
0 符号無し4バイト整数 Seconds
+4 符号無し4バイト整数 Seconds Fraction (0-padded)

使200

2036[]


(UTC)19001104429496729520362762816(32816)

RFC 433002036210420362762816(UTC)2036[1]

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SNTPNTP使NTPMode3SNTP使
mode値 内容
1,2 本来は時計サーバ同士の同期に使用。UNIX系OSのNTPサーバではpeer設定にて動作するモードである。
3,4

時計サーバと時計クライアントの組合せで同期に使用。 UNIX系OSのNTPサーバではServer設定にて動作するモードである。 SNTPに使用するNTPDATEコマンドで使用される。 多くのSNTPクライアントではこの仕様が採用されている。

5

放送モードでブロードキャストまたはマルチキャストによる同期方式である。 このモードは時計サーバより一方的にNTPパケット送信する。SNTPクライアント、NTPクライアントはこれを受信し、かつ推定遅延値を加算して時計を反映する。マルチキャストで使用可能なようにIPv4はRFC-1700、IPv6はRFC-2375にマルチキャストアドレスが割り当てられている。

  • IPv4 : 224.0.1.1
  • IPv6 : FF0X:0:0:0:0:0:0:101
6,7 NTPの状態の参照、設定等に使用する伝送モードである。ntpq、ntpdcコマンドで使用する。RFC-1305のオプション機能として記述されるが、SNTPはこの機能を実装する必要はない。

NTPは基本的にすべてのモードをサポートする必要があるが、SNTPは規定がないため、どれを利用してもよく、どれか1つサポートすれば基本的にSNTPといえる。

同期[編集]

SNTPは1回の通信で時計反映処理に移行できる。一般的なソフトはstratum値が正常であること、閏秒指示子(Leap Indicator値)が正常であれば時計を信用する。ただし、時計校正条件はRFCに記述はない。

関連RFC[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]