Y-Δ変換
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![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/1/18/Delta-Star_Transformation.svg/250px-Delta-Star_Transformation.svg.png)
Y-Δ変換︵ワイ-デルタへんかん、Y-Δ transform)、スターデルタ変換(star-delta transform)、T-Π変換(ティ-パイへんかん、T-Π transform)とは、Y字型に接続したY接続︵Y diagram︶回路と、三角形に接続したΔ接続︵Δ diagram︶回路が、等価の回路になるように変換する手法である。回路の形状がアルファベットのY・Tやギリシア文字のΔに見えることからこの名前がつけられた。なお、イギリスではY接続回路をスター接続(star diagram)回路と呼ぶ。
一部の文献では、Y接続からΔ接続への変換をY-Δ変換と定義し、逆変換(Δ接続からY接続への変換)を、Δ-Y変換、デルタスター変換、Π-T変換と記載している。
と
から次のように表される。
ただし、
はΔ接続回路の全てのインピーダンスの和である。これから次式が得られる。
●上記公式の導出は、以下のように行う。
1. 並列接続した抵抗値を求める公式から以下の3式を導く
2. 上記3式の両辺を足して、以下の式を導く
3. 元の3式との差を取ることで、インピーダンスを計算する式が導きだせる
例︶
との差を取ると、
は、以下の式で表される。
ただし、
であり、Y接続回路中のインピーダンスの2つの積の和である。
は、
に対抗する辺のインピーダンスである。これから次式が得られる。