●日本語の文字と組版を考える会では、再配布・加工に制限を設けないデジタル仮名書体﹁もじくみ仮名﹂をリリースいたします。
なお、本日をもちまして本ウェブサイトはメンテナンスモードに入ります。
﹇2001.08.25﹈
○﹁もじくみ仮名﹂をダウンロードする
・Macintosh版→mojikumikana_mac.sea.hqx︵StuffIt自己解凍アーカイヴ+BinHexエンコーディング、1268KB︶
・Windows版→mojikumikana_win.lzh︵LZH圧縮アーカイヴ、908KB︶
○ご挨拶に代えて︵﹁もじくみ仮名﹂添付文書より︶
今回、日本語の文字と組版を考える会はデジタルフォント特太明朝体仮名書体=﹁もじくみ仮名﹂を無料で提供することにしました。
この﹁もじくみ仮名﹂は再配布に関しても、あらゆる制限をもうけませんので、どうか自由に活用してください。
日本語の文字と組版を考える会は、一九九六年一二月一二日に第一回のセミナー、﹃﹁ページネーション・マニュアル﹂の提起・鈴木一誌 ﹄から始まりました。
以降、二カ月に一回のセミナー開催を中心に活動、一九九九年一二月五日の第一七回セミナー﹃組版が立ち現れるまでに〜明解日本語文字組版再構築﹄まで、三年間にわたって活動を続けました︵詳しくはウェブサイトを見てください︶。
第一回から第一二回までは印刷媒体で会報を発行していました。活動の記録をA四判一六ページ前後の冊子にして、参加者約二〇〇人に郵送していたのです。
二〇〇〇円の会場費︵二〇〇人の参加でも四〇万円︶では、会場費、機材の借り上げ費から、チラシ、講師謝礼、当日の資料代、会報の印刷費・郵送費までをまかないきれなかったので、第一三回セミナーから最終セミナーとなった第一七回までは、会報をウェブサイトで掲載することにしました。
その結果、赤字が解消されて黒字になっただけでなく、第一七回セミナーを終え、残務処理を終わらせてみると、逆に約一二〇万円を残すことになったのです。
そこで、約一年の活動停止期間をはさんだ後、昨二〇〇〇年一二月、残した運営費、約一二〇万円の使い途を決めました。会として仮名書体をつくって、無償で配布する事でした。
さて、具体的には仮名書体制作の方針は次のようなものでした。
●予算は会の運営費の残額、約一二〇万円をすべて充てる
●約一二〇万円という予算上の都合で、仮名だけを制作する
●会のウェブサイトから、誰でも無料でダウンロード出来るようにする。また、再配布、加工に関しても制限を設けない
●見出しに使うための明朝体漢字に合わせる仮名書体とする。実際の使い方は、イラストレータでアウトライン化して使うことが多いと思われるため︵タイトルだけならアウトライン化しても大きな﹁負担﹂にならないと思われるから︶
●書体の制作には、実際の原字制作から、デジタル化などを含めた実働部隊の総合ディレクションを小宮山博史さんにお願いするというものでした。
このことを小宮山さんに依頼したところ快く引き受けていただきました。
同時に打ち合わせた具体的な制作の方針は、小宮山さん自身に書いていただいた通りです。
さて、最後にスタッフを紹介させていただきます。
実際の制作作業をしてもらったスタッフに心から感謝します。
原字製作設計‥小宮山博史
ハンドディジタイズ‥下里晃弘
ディジタルフォーマット‥高野幸子
こうして出来上がった特太明朝体仮名書体﹁もじくみ仮名﹂です。
みなさんに積極的に活用してもらえれば嬉しいです。
︵文責・沢辺 均︶
二〇〇一年 八月
日本語の文字と組版を考える会・世話人一同
太田温乃、杏橋達磨、逆井克己
沢辺 均、高野幸子、萩野生政
○もじくみ仮名書体について・小宮山博史︵﹁もじくみ仮名﹂添付文書より︶
○ご使用になる前に︵﹁もじくみ仮名﹂添付文書より︶
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●もじくみ仮名の派生版たち
1●MOJもじくみ仮名SH版 ﹇2001-11-12公開﹈
沢辺均と萩野生政が企画・制作しました。ダウンロードはこちらから。
主な改編内容は、以下の通りです。
・漢字エディットキット2.5︵最新版︶で作成しました。
・一部のWindows版のソフトウェアで、縦組時にヒラギノと位置が揃わない問題などを修正しました。
・F040以降の外字の配置を変更しました。
・﹁もじくみかなSH版﹂に含まれる文字の一覧表を追加しました。
・﹁はじめにお読みください﹂を追加しました。
2●OpenType﹃もじくみカタ-EB﹄バージョン1.077 ﹇2002-11-30公開﹈
カタコリさんによって制作されました︵Thanx!︶。その名の通りOpenType版です。ダウンロードはカタコリさんのサイト﹁でぃーてぃーぴープラス﹂の﹁フォント・コレクション﹂から。
︵※サイトが閉鎖しているようです︶
主な改編内容は、以下の通りです。
・著作権情報は同じにしました。
・フォント名を﹁MOJかな-ExBold﹂から﹁もじくみカタ-EB﹂に変更しました。
・PostScript名を﹁MOJKumiKana-EB﹂から、Mac→﹁MojikumiKata-EB-83pv-RKSJ-H﹂、Win→﹁MojikumiKata-EB﹂に変更しました。
・記号類のマッピングを変更しました。︵配布パッケージ添付のPDF文書﹁はじめにお読み下さい.pdf﹂参照︶
3●CID版MOJもじくみ仮名SH版 ﹇2003-05-17公開﹈
WUM-SUPPORTING (ワムサポーティング)さんによって制作されました。その名の通りCID版です。ダウンロードは﹁ワムサポーティング(※2009-07-01現在、リンク切れ)﹂の﹁ダウンロード﹂から。
主な改編内容は、以下の通りです。
・プリンタフォントを収録しています。
・CIDフォントファイル内に、詰め情報を実装しています。
・再開発者のために、異体字切替プログラムを実装しています。
4●OpenType﹃もじくみかなSH版﹄﹇2006-06-19公開﹈
もじくみかなSH版を、OpenTypeフォーマットで作り直しました。ダウンロードはポットのサイトから。 (OpenTypeフォントファイルへの直リンクはこちらから)
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● ●第17回セミナー・「テーマ:組版が立ち現れるまでに」の報告 ・講師のプロフィールとお知らせ文 ・参加者の意見や感想[1215現在/2人] ・セミナー報告集[Web版会報] ・会計報告 ●第16回セミナー・「テーマ:電子文書と漢字のゆくえ」の報告 ・講師のプロフィールとお知らせ文 ・セミナー報告集[Web版会報] ・会計報告 ●第15回セミナー・「テーマ:誰がためにPDFの鐘は鳴るやと」の報告 ・参加者の意見や感想[0209現在/3人] ・講師のプロフィールとお知らせ文 ・セミナー報告集[Web+pdf版会報] ・会計報告 ●第14回セミナー・「テーマ:カラーマネージメントの謎を解明する」の報告 ・参加者の意見や感想[0513現在/1人] ・講師のプロフィールとお知らせ文 ・セミナー報告集[Web版会報] ・会計報告 ●第13回セミナー・「もう一度、組版」の報告 ・参加者の意見や感想、講師からの回答[0511現在/9人] ・講師のプロフィールとお知らせ文 ・セミナー報告集[Web版会報] ・会計報告 ●セミナー情報 ・参加申し込み[フォーム]/[メール] ・当日スケジュール ・セミナーレポート(12/6) ●「日本語の文字と組版を考える会」 とは ・会の紹介 ・今までのセミナー ・今までのセミナー講師紹介 ・会計報告 ●ページネーション・マニュアル ・1997.12.11 PDF版 ・1997.12.11 テキスト版 (←QuarkXPress3.31対応版) ・2000.06.30 PDF版 (←QuarkXPress4.1対応版) ○Macitoshをお使いで、ダウンロードしてご覧になりたい方向け(BinHexエンコーディングしてあります) ・1997.12.11 PDF版 ・1997.12.11 テキスト版 (←QuarkXPress3.31対応版) ・2000.06.30 PDF版 (←QuarkXPress4.1対応版) ○Windowsをお使いで、ダウンロードしてご覧になりたい方向け(Lha圧縮してあります) ・1997.12.11 PDF版 ・1997.12.11 テキスト版 (←QuarkXPress3.31対応版) ・2000.06.30 PDF版 (←QuarkXPress4.1対応版) |