騒動がなくても阿波踊りの観光客は減少した、根深くて単純な理由:スピン経済の歩き方(1/6 ページ) 先日、徳島の「阿波おどり」をめぐるバトルが世間の注目を集めた。 1000人以上が一斉に踊って、イベントのラストを飾る「総踊り」を、阿波おどり実行委員会の徳島市長が中止すると宣言。それに踊り手たちが猛反発の末、強行したのである。 総踊り自体はつつがなく行われたが、終わってみれば来場者数は昨年より15万人減の108万人。一部のメディアやジャーナリストは、事前に目玉である総踊りをやらないと触れ回ったことや、市と踊り手の対立が観光客の足が遠のかせたのでは、なんて分析されている。 ただ、個人的には、そのような総踊りバトルがあってもなくても、どちらにせよ今回の来場者数は大きく減少していたのではないかと思っている。根拠はズバリ、阿波おどりがもはや時代遅れといっても差し支えない「昭和の見物型観光」だからだ。
「ネットはなぜネガティブなのか」を謝罪マスターと考える 竹中功×おおつねまさふみ対談第3回:otsuneの「燃える前に水をかぶれ」(1/3 ページ) ネット炎上対策会社MiTERUを立ち上げたネットウォッチャーのおおつねまさふみ氏と、吉本興業に35年間在籍し、数々の謝罪会見を取り仕切ってきた経験から「謝罪マスター」の肩書きを持つ竹中功氏。ネットとリアルの2つの世界をよく知る2人がネットとリアルのメディア特性、私設警察やマウンティングなど、多岐にわたるテーマについて語った対談を3回に分けてお届けする。第1回は謝罪会見の心得、2回目はインターネットというメディアの特性、3回目の今回は、「私設警察」「マウンティング」が溢れ、ネガティブな意見が増えたように感じる理由について。 「ネット怖い」が起こる背景 おおつね ネットには通称「私設警察」っていうのがあるんですよ。例えば小池都知事がリオオリンピッ
「なぜ日本のメーカーは、海外のメーカーのように、白いボディーの製品に白のケーブルを添付することができないのだろう」──このような趣旨のツイートが話題になった。同じような疑問を持つ人は多いようで、何千件とリツイートされるとともに、メーカーで開発に従事していると思われる他のユーザーが、さまざまな視点からの回答を寄せていた。 この疑問はSNSで1~2年周期で話題になる、一種の「あるある」ネタである。中には、自分で製品を使っていればこのくらいのことは気付いて当然で、それはつまり自分で開発した製品を使っていないのではないかと、とっぴな方向に考えを飛躍させる人もいるようだ。 とはいえ、少なくない数のユーザーが気が付くようなことを、製品にずっと携わっている企画担当や開発担当が気付かないということは、まずあり得ない。もし「それは気付きませんでした、参考になります」などと答える担当者がいたとしても、それはユ
ソニー・ミュージックエンタテインメント(SME)は6月29日、日本国内でのアナログレコードの自社生産を29年ぶりに再開すると発表した。同社子会社のソニーDADCジャパンのディスク製造工場(静岡県)にレコード用のプレス機を導入し、2017年度中の生産、受注開始を目指す。 SMEは今年2月、東京都内のレコーディングスタジオに、ラッカー盤に溝を刻むカッティングマシンを導入し、収録したその場で原盤(マスター)を制作できる環境を整えた。自社でマスター制作からプレス製造までを一貫して行う。 同社は1989年、国内でのレコード自社生産を終了。29日現在、日本国内でアナログレコードを生産しているのは、東洋化成(神奈川県横浜市)のみ。89年以降、ソニーはレコードを製造する場合、東洋化成や海外企業などに外注していた。 具体的な販売タイトルなどは未定。SME広報部によれば「おそらく当初はSMEに所属するアーティ
20代のうち「週に3日以上飲酒する習慣がある」のは男性が18.0%、女性が8.8%と、全平均の30.8%よりも大幅に少ない──東京都生活文化局がこのほど実施した「健康と保健医療に関する世論調査」でこんな結果が出た。50代の男性の半数近くが「毎日~週5・6日は飲む」としているのと対照的だった。 20代男性の飲酒の頻度で最も多かったのは「週に1~2日」で、32.6%。これに次いで多かったのが「飲まない」が25.3%、「月に1~3日」が21.1%だった。一方、「週に5~6日」は1.1%、「毎日」は9.5%と、頻繁に飲酒する人は少数派だった。 20代女性の場合は、「飲まない」が34.2%でトップ。次いで「週に1~2日」(30.4%)、「月に1~3日」(26.6%)が上位を占めた。「毎日」「週に5~6日」はともに2.5%に過ぎなかった。 一方、飲酒回数が最も多かった50代男性の場合は、「毎日」が34
水力発電が盛んな富山県で新たに小水力発電所の建設が決まった。新日本コンサルタントが南砺市を流れる庄川水系の湯谷川沿いに建設する「湯谷川小水力発電所」だ。年間に一般家庭1200世帯分の電力を発電する計画で、発電開始は2018年前半を予定している。 再生可能エネルギー事業を手掛ける新日本コンサルティング(富山市)は、富山県南砺(なんと)市の田向(たむかい)地区に「湯谷川小水力発電所」を建設すると発表した。総事業費は10億円で、2018年上期をめどに営業運転を開始する計画だ。 流れ込み式の発電所で、発電には一級河川の庄川に注ぐ湯谷川の河川水を利用する。湯谷川の上流で取水した河川水を、川沿いにある市道に埋設した圧力水圧管路で下流域へと送水する。発電設備は湯谷川が庄川と合流する下流域付近に設置し、上流から送られてきた河川水と圧力水車で発電する仕組みだ(図1)。 最大使用水量は毎秒1.3立方メートルを
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