子ども・ベビー用品を扱う西松屋が成長を続けている。少子化なのになぜ儲かるのか。流通アナリストの中井彰人さんは「西松屋は驚くほど『売らなくていい』店の作り方をしている。これこそが西松屋が見出した縮小市場で生き残り、成長していくための必勝法なのだ」という――。 人口減少のなかでも店舗を増やすチェーンストア 2023年は、最後まで人口が増加していた沖縄県が減少に転じたことで、全都道府県で人口減少となった、という節目であったらしい。我が国の人口は、2009年に既にマイナスに転じていたのだが、地域によってその進行スピードが異なっており、これで全国共通の事象となった。地方ではかなり早くから減少していた地域があり、減少県の数でみると、1981年だと0県だったのが、1991年15県、2001年27県、2011年39県というペースで増えてきた。 こうした環境下でも、チェーンストアは店舗を増やして成長するとい
ホンダはこの日、2040年までに世界での新車販売全てを電気自動車(EV)と燃料電池車(FCV)に切り替えると発表した。ハイブリッド車(HV)も含め走行中に二酸化炭素(CO2)を排出する新車の販売はやめる。新車販売全てをEVとFCVとする計画を出したのは、国内の自動車大手ではホンダが初めてだ。 同社の2020年の世界販売台数は445万台で、EVとFCVの販売比率は合計で1%未満だ。地域別では、先進国はEVとFCVの割合を2030年に40%、2035年には80%に高める。2024年に北米でGMと共同開発した大型EV2車種を投入し、2020年代後半に別のEVも発売する。中国では2022年に新型EVを発売し、今後5年以内に10車種のEVを投入する。日本では2024年に軽自動車のEVを発売するという計画だ。 低公害の独自エンジン「シビック」の伝統があるのに… 当時、二輪車メーカーとしての知名度しかな
「儲け話がある」としてUSBメモリで投資教材を売りつけるトラブルが、首都圏の大学で急増している。トラブルの相談を受けた教育アドバイザーの鳥居りんこ氏は「20歳以上はいわゆる『未成年者取消』ができない。わが子がトラブルに巻き込まれないように、保護者は注意が必要です」と訴える――。 なんのヘンテツもないUSB49万円を購入するまでの一部始終 長い受験期間を終え、子どもが晴れて大学生になった親御さんの中には「ようやく子育ても終了」と安堵されている方もいることだろう。大学生の多くは在学中に成年になるため「子育て終了宣言」が出てもおかしくはない。 しかし、である。 この「若葉マーク成年」が怪しい業者の格好のターゲットになっている事実をご存じだろうか? 筆者は思春期の子どもを持つ親たちから悩みや相談を持ちかけられることが多いが、最近も都内在住の大学生の母親から相談を受けた。 「USBメモリを媒体とする
30~50代女性と10~20代男性のマッチングをうたう、いわゆる「ママ活」のサイトが急増している。しかも東京大学や早稲田、慶應といった有名大学の男子学生たちが殺到しており、あるイベントには30人枠に数百人が集まったという。なにが起きているのか。作家の内藤みか氏が運営会社を直撃した――。 なぜ高学歴の「男子大学生」は「中年女性」を求めるのか 「マッチング産業」に新たなトレンドが誕生した。それは「年上女性と年下男性」を結びつけるものだ。今秋、この組み合わせに特化したマッチングサイトが次々とオープンしている。 厚生労働省によると、2015年に婚姻したカップルのうち、その24%が「年上女性と年下男性」だった。それは30年前の1970年に比べ約2.5倍になる。年上女性を求める男性が増えているということだろうか。 「ママ活」という新語 最近は「ママ活」という言葉が取り沙汰されている。若い男性が経済的に
進捗報告、来期の予算交渉、コスト削減提案、新規事業企画……数字で相手を動かすポイントを経営トップが指南する。 なぜバブルを見抜けなかったか その数字から何を成し遂げたいか。数字を見るうえで大切なポイントはここにあると考えています。 その際、陥りがちな落とし穴は「平均」だけを見て「分布(ばらつき)」を見ないことです。平均が悪いわけではありませんが、多くの場合、ヒントが潜んでいるのは分布です。クラスの平均点が50点だったとしても、100点と0点の生徒がそれぞれ10人ずつなのか、30点から70点の間に散らばっているのかによって、先生がとるべき教え方はまったく異なるでしょう。「どんな分布でこの平均値になっているのか」を考えることです。 物事のトレンドを最近の数字だけで判断するのもよくある落とし穴です。直近のトレンドが一過性のものかどうかを判断するには、スパンを長くとって見る必要があります。日本で1
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く