青色の「ベビーカーマーク」が前面左上部に張られた京都市バス。バス停にはベビーカーを利用する観光客の姿も=京都市下京区で、千葉紀和撮影 新型コロナウイルスの影響が緩和され、観光需要が急回復している京都市バスで、ベビーカーの乗車が困難になっている。人出の増加に伴う混雑に加え、大型荷物の持ち込みが目立ち、置き場がないためだ。市は今月から全バスの前面に「ベビーカーマーク」を掲げ、譲り合いを呼び掛けている。「市民の足」と観光利用の両立に向けて、抜本的対策を期待する声もある。 【ベビーカー畳まず置けます 都営地下鉄、子育て応援スペースをPR】 ◇市バス全車両に青いマーク掲示 市交通局は18日、801台ある市バス全車両で、行き先表示の隣に青色のベビーカーマークの掲示を始めた。市バスは2010年度からベビーカーを折り畳まず乗車できるよう、車内中央部を置き場にして2カ所に固定用ベルトを設置。これまでも乗車口