国の文化審議会︵佐藤信会長︶は19日、昭和初期のモダニズム建築ながら放置され、“廃虚の女王”の異名を取る旧﹁摩耶観光ホテル﹂︵神戸市灘区︶など兵庫県内の7カ所20件を、国登録有形文化財︵建造物︶として文部科学大臣に答申した。全国の新規登録は計132件。県内は累計で728件となる。 ︻写真︼﹁廃虚の女王﹂1階大食堂 県教育委員会によると、保存状態が良くない廃虚が登録されるのは、全国的に異例という。県教委の担当者は﹁建物のデザイン性や歴史的価値、保存に向けた市民の取り組みなど、総合的に評価されたのではないか﹂と分析する。 同ホテルは1930︵昭和5︶年、地元企業の福利厚生施設として摩耶山中に建設された。地下2階、地上2階の鉄筋コンクリート造り。曲面を強調した外壁や半円形の窓といった意匠が、かつての山上リゾート施設を象徴している。61年にホテルに改修されたが、台風被害を受けるなどし、学生向けの合
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