﹁日本の特許制度の大欠陥、アイデアが世界中に流出する理由﹂なる記事が物議を醸しているようです。 何よりも最初に指摘しておきたい点は、当該記事は、末尾の﹁著者情報﹂に記載されている弁理士先生が書かれた記事ではないということです。その弁理士先生が書かれた﹃レシピ公開﹁伊右衛門﹂と絶対秘密﹁コカ・コーラ﹂、どっちが賢い?﹄という書籍の内容をライターさんが要約した記事です。flierというビジネス書籍の要約サービスのシンジケート記事のようです。 ライターさんが元書籍の内容を取捨選択して﹁要約﹂しているわけですが、ライターさんには知財のバックグラウンドがないようで、ちょっとバランスの悪い﹁要約﹂になっているように思えます。記事へのコメントを見ると﹁専門家である弁理士がこんな記事を書くとは..﹂といった論調のものが見られ、明らかに誤解をしている人がいるようです︵私も最初に一読した時はそう思ってしまいま
![特許出願の公開は「日本の特許制度の大欠陥」ではありません(栗原潔) - エキスパート - Yahoo!ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/0e487c03f69917f972048b8ebf5cbbb8919ca230/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnewsatcl-pctr.c.yimg.jp%2Ft%2Fiwiz-yn%2Frpr%2Fkuriharakiyoshi%2F00074554%2Ftop_image.jpeg%3Fexp%3D10800)