ブックマーク / www.art-it.asia (3)
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﹁表現の自由を守る﹂・その後 インタビュー / アンドリュー・マークル︵ART iT︶、前山千尋︵共同通信︶ ︵本稿は英語版を元に翻訳︶ 表現の不自由展・その後、展示風景﹃あいちトリエンナーレ2019‥情の時代﹄ 本インタビューは、2019年8月14日に東京都内で実施された。タニア・ブルゲラは同日までに、同じくあいちトリエンナーレ2019に参加したアーティスト10名とともに、トリエンナーレの展示の一部である﹁表現の不自由展・その後﹂の展示中止に対する抗議として、出品作品を一時的に停止する意思を表明したステートメントを公表していた︵ステートメントには、同トリエンナーレのキュレーターのひとりであるペドロ・レイエスも署名している︶。﹁表現の自由を守る︵In Defense of Freedom of Expression︶﹂と題された8月12日付のステートメントは、﹁表現の不自由展・その後﹂の展
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艾未未︵アイ・ウェイウェイ︶の少年時代 文 / 牧陽一 この文を書こうと思ったのは2016年4月、艾未未の弁護士である、劉暁原︵リウ・シャオ ユエン︶が彼のインスタグラムにCCTVの﹁1950年代に生まれて︵生于五十年代︶﹂という番組を貴重な映像記録として紹介していたからだった。艾未未にTwitterのDMで訊くと、2008年の制作だという。艾未未に対する弾圧が始まってから8年間もお蔵入りしていたというわけである。このドキュメンタリーの出演者は1950年代生まれの6人、漫才師の姜昆、書家の呉歓、医者の卒淑敏、実業家の任志強、そしてアーティストの陳丹青と艾未未である。陳丹青・艾未未﹃非芸術訪談﹄︵人民文学出版社︶は2007年だから刊行できたが、翌年の2008年5月12日四川汶川大地震以降のブログ記事を発表以降、つまり手抜き建築の小中学校の調査、亡くなった子供たちの名簿の制作を始めた時期から艾
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私は表現の自由のために闘っていて、妥協も交渉もしないんです。 アーティスト、建築家、活動家 艾未未︵アイ・ウェイウェイ︶ 国際展で話題作を続々と発表し、北京五輪では﹁鳥の巣﹂の設計を手がけ、一方で五輪を痛烈に批判し、政府にブログを閉鎖される……。建築家、活動家としての顔も持つアーティストが、森美術館での個展のために来日した。中国現代アートの牽引者に聞く、アート観、国家観、そして人生観。 聞き手‥編集部 ——艾さんは若いころ、ヴァン・ゴッホ、ドガ、マネに関する本と、ジャスパー・ジョーンズの本をもらったそうですね。北京のアート仲間と共有したけれど、ジョーンズの本は捨ててしまった。でも今回の個展名は﹃何に因って?﹄。ジョーンズの作品名です。 本をもらったのは1970年代後半で、あの時代の中国には洋書なんかなかったから、非常に貴重なものでした。だけど、誰もジャスパー・ジョーンズの作品を理解できなか
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