2017湾岸・アラビア半島地域イラン 公開日:2017/12/30 イランの全国各地で反政府抗議活動が発生している。12月28日、イラン第二の都市でシーア派の聖地であるマシュハドや、ニーシャープール、ヤズド、シャーフルード、カーシュマルなど複数の町で数百人規模の抗議活動が発生した。抗議活動では、物価高や失業について批判する声が上がり、そのなかで「ロウハーニー(大統領)に死を」、「独裁者に死を」といった指導者を批判するスローガンも用いられた模様である。当局の発表によるとマシュハドでは52人が拘束された。 翌29日には、ラシュト、ケルマーンシャー、エスファハーン、ハマダーンなどでも数十人から数百人規模の抗議活動が発生した。テヘランの治安当局は、テヘラン市内でも50人が中心部の広場で行進を行ったため、そのうちの一部を拘束したことを発表している。 米国務省はこれに関し、イランの「平和的な抗議活動参
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