【ダッカ=岩田智雄】バングラデシュの首都ダッカで起きたテロ事件で、ハク警察長官は5日までに、現場の飲食店に突入した際に救出した人質とみられる人物13人のうち、5人の身柄を当局が拘束したことを明らかにした。すでに拘束したイスラム過激派の構成員とみられる1人を含む男2人は、容疑者として追及する方針という。AP通信が伝えた。 ハク長官は、2人が人質として救出された人物であるかどうかは明らかにしなかったが、負傷して入院中だとしている。別の当局者は、人質の中から拘束された5人には、バングラデシュ出身でカナダ国籍と英国国籍の保持者が含まれていると明らかにした。具体的な5人の拘束理由は不明。 地元メディアは、裕福な家庭の子弟が多かったテロ犯らが、客として現場の店を何度も訪れていたと報じた。また、1人がこの店でピザを作る従業員だったとの証言も伝えられている。