アニメ制作会社﹁マッドハウス﹂で制作進行として働くAさん。多い月には1カ月間の総労働時間が393時間に及び、帰宅途中に倒れ、救急車で病院に運び込まれることもあったという。 現在、Aさんは、会社側に対して長時間労働の是正と未払い残業代の請求、パワハラの謝罪などを求めて団体交渉を申し立てている。その思いの丈を聞いた。 ︿アニメ制作会社﹁マッドハウス﹂社員は月393時間働き、帰宅途中に倒れた﹀と併せてお読みください。 ﹃宇宙戦艦ヤマト﹄でアニメーターを志して ―― アニメ制作会社に入った経緯を教えてください。Aさん 一番のきっかけは、子どものころに﹃宇宙戦艦ヤマト﹄︵1974年︶を見たことでしょうか。家にレーザーディスクがありまして、幼稚園の頃から見ていました。基本SFアニメが好きなんです。 もともと絵を描くのが得意だったこともあり、それで中学生ぐらいからアニメーターを志すようになりました。
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