日本原子力発電が再稼働を目指している福井県にある敦賀原子力発電所2号機について原子力規制庁は26日に開いた審査会合で、原発の規制基準に適合しているとは認められないとする結論をまとめました。 原子炉建屋の真下を走る断層が将来動く可能性を否定することは困難だとしていて、事実上、再稼働を認めない結論を出すのは2012年の発足後初めてです。 今後、原子力規制委員会が最終的に判断することになりますが、審査会合の結論が受け入れられる公算が大きく、その場合、日本原電は改めて審査を申請するか廃炉にするかといった判断を迫られることになります。 日本原子力発電とは 敦賀原子力発電所2号機の事業者である日本原子力発電は、原発の建設や運営などを行う民間企業で、東京電力ホールディングスや関西電力といった大手電力9社などが株主となっています。 1966年に日本で初めての商業用原発となる茨城県の東海原発を建設したのをは