ブックマーク / jbpress.ismedia.jp (5)
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投資家、作家、ブロガーで知られる山本一郎氏は東京都下にアパートを所有している。その物件で暮らす住民と、コロナ下の日常について。破産した元経営者、シングルマザー、失業した若者、独居老人、コロナ病棟の看護師──。都会のアパートには、様々な人生が交錯している。︵JBpress︶ ︵山本一郎‥投資家、作家︶ 都下の集合住宅数棟に投資を始めてちょうど10年になります。 全体で見ればたいした利回りではないけれど、複数の物件を管理していると、いろんな人生と出会うことがあります。コロナになって、お任せしていた管理会社も経営者が高齢で大変になったというので、次の管理会社が決まるまで自力で管理をやっていると、これはこれで楽しいなと思っていたんですよ。最初のうちだけかもしれないけど。 当初、共同所有・管理でご一緒していた投資家たちも、悲しいお別れや無謀な金地金投資に手を出して破産するなどして一人、また一人と会社
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政局は政局として、私がとりわけ心配しているのは、誰の目にも明らかこの重大な不正を﹁大したことではない﹂などと言い切る人がいることです。 それ自体は民主主義も何も分かっていないくだらない話ですが、そんな意見に左右されてしまう若い人がネット上に散見されることが心配です。 ﹁選挙で世話になった人をお礼の気持ちで招待して何が悪い。いい話じゃないか﹂﹁野党はそんなくだらないことではなく、国家の一大事に対処してほしい。政策のある議論を﹂といった寝言にもならない書き込みを目にします。 そこで、廊下での雑談ですが、大学の講義やゼミに出てくる東京大学教養学部の1、2年生から30代の社会人大学院生まで、東大生20人ほどに聞いてみました。 ﹁どうして有権者を買収してはいけないの?﹂ これに対して、東大生数十人の母集団でも、相当心もとない答しか返ってきませんでした。まあ、理系が多かったことが一因かもしれません。
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6月9日に香港で﹁逃犯条例﹂︵犯罪人引渡条例︶改正に反対する大規模デモが起きたことは、世界中のメディアにトップで報じられた。主催者発表103万人、警察発表24万人という規模は、1997年に香港が中国に引き渡されて以来、最大規模だ。香港人口を約748万人とすると、およそ7人に1人がデモに参加したということになる。2003年には、香港基本法︵香港ミニ憲法︶23条に基づいて国家安全条例︵治安維持条例、中国に対する国家分裂活動や政権転覆扇動なども取り締まることができる法律︶が議会に提出されようとしたことに反対するデモが起きた。このときは50万人デモだったので、今回は倍の規模である。 続いて、この条例の審議が再開される予定だった6月12日、香港立法会︵議会︶を数千人のデモ隊が未明から包囲。香港政府は5000人の警官隊を投入し、睨み合う状況が続いていた。それは2014年の雨傘運動︵民主化を求めた反政府
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シリア、イラク、ウクライナではすでに民生ドローンの軍事転用が盛んに展開されている。ウクライナの世界最大の弾薬庫がドローンによって爆破され、米国の戦略家たちの間で議論が起きたことは、本コラムでお伝えしたとおりだ。 ︵参考︶﹁自衛隊はドローン1機の攻撃を防げない﹂ http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/50754 さらにここにきて、人類史上初の自家製ドローンによる集団攻撃が実施され、大きな衝撃となって報じられている。今回は、その概要と意味について論じてみたい。まずは、その概略を見てみよう。 手作りドローン集団がロシア空軍基地を襲撃1月5日、13機のドローンがシリアに展開するロシア軍を襲撃した。10機がフメイミム空軍基地へ、3機がタルトゥース海軍基地に向かい、攻撃を敢行した。これらは固定翼タイプの無人機であり、10発の爆弾を抱えていた。 ロシア国防総省の公式
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いいえ、まだ始まってないんですよ。私としてはまだ始まったとは思っていないんです。 私は兵庫県芦屋市でフリーランス工業デザイナーをしています。みなさんの身の回りにある工業製品︵電気で動くモノが多いです︶をデザインし、設計する仕事です。 一昨年あたりから個人で使える低価格の3Dプリンターが数多く登場し、一躍世界的なブームとなりました。早くもブームは終了したなんて声も聞かれるわけですが、3Dプリンターの実力と可能性が十分に理解され、活用されているとはまだまだ言えないようです。 私自身、3Dプリンターをデザインの仕事で使ってみて初めて分かったことがいっぱいあります。一体どんなことが分かったのか、そして、なぜ3Dプリンターのブームはこれからだと思っているのかを、お話ししたいと思います︵以下、長文ですが、なにとぞ最後までお付き合いください︶。15年前の3Dプリンター事情 まず、私と3Dプリンターの馴
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