ボストーク湖(ボストークこ)は南極大陸に存在する氷底湖である。ヴォストーク湖とも書かれる。 地形[編集] ボストーク湖の位置。楕円で囲まれた地域の氷床下にある。 ボストーク湖はロシアのボストーク基地に近い、南緯77度、東経105度地点の氷床下約4キロメートルにある。最も広い場所で幅40キロメートル、長さ250キロメートルに達し、二つの水盆(水深の深い場所)に分かれている。水深は、水盆を分断する尾根の部分で約200メートル、北側の水盆では約400メートル、南側の水盆では800メートルとみられている。湖の総面積は1万4,000 平方キロメートルに達する、これは、琵琶湖の20倍以上の面積である。総貯水量は5,400 立方キロメートルで、淡水であると推測されている。 平均水温は-3℃で、これは一般的な真水の結氷温度を下回っているが、上側を覆う氷の重さによる高圧のため液体を保っている(水は圧力によっ