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書籍に挟まれた短冊状の伝票が消え始めた。出版業界では「スリップ」と呼ぶが、出版不況でコスト削減などを理由に挟み込むのをやめる出版社が出てきた。書店ではPOS(販売時点情報管理)が普及し、スリップに頼らない注文・在庫管理ができるが、一部では惜しむ声も出ている。スリップは会計時に書店員が回収する。たまったスリップから在庫回転率を計算したり、需要動向を予想したりしていた。冊数を書いたスリップを出版社
アマゾンジャパン(東京・目黒)が売れ残っても出版社に返品しない「買い切り」と呼ばれる手法で書籍や雑誌の仕入れに乗り出す。一定期間は出版社が決めた価格で販売するが、売れ残った場合は出版社と協議して値下げも検討する。収益を圧迫する高い返品率の引き下げにつながるとの期待の一方で、中小書店への影響を懸念する声も出ている。アマゾンは1日、出版社の担当者を集めた事業方針説明会を開き、買い切りによる仕入れを
東京・神保町にある老舗専門書店「芳賀書店」。外からはアダルト商品が見えないようになっている=中嶋真希撮影 大手コンビニが相次いで成人誌販売の中止を発表している。この決定を歓迎する声の一方で、成人誌の存続を危惧する声も上がっている。そんな中、「チャンスにしなくてはいけない」と語るのは、成人誌やアダルトビデオ(AV)を扱い、18歳未満が入店できない東京・神保町の老舗専門書店「芳賀書店」の芳賀英紀社長(37)だ。アダルト専門書店に商機はあるか--。【中嶋真希】
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