手や足のえ死などを引き起こし、死に至ることもある「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」。ことしの患者数はすでに1101人にのぼっていて、統計を取り始めてから最多だった去年の941人を超えています。 そして新型コロナの5類移行後、ことし3月までの9か月間で、この感染症による妊産婦の死亡が、5人報告されたことがわかりました。 新型コロナの5類移行後妊産婦の死亡報告 日本産婦人科医会の死亡症例を検討する委員会のメンバーの聖マリアンナ医科大学の長谷川潤一教授などのグループが、2010年1月から2024年3月までに劇症型溶連菌感染症で死亡した妊産婦の症例を分析しました。 それによりますと、新型コロナ前は毎年1人から5人程度の死亡が報告されていて、新型コロナの感染対策が取られていた2020年から2023年6月までのおよそ3年間は、死亡の報告はありませんでした。 しかし、新型コロナの5類移行で感染対策が緩和さ
Published 2024/06/17 06:55 (JST) Updated 2024/06/17 09:49 (JST) ラットの血管(点線で囲まれた部分)にできた大動脈瘤がトリカプリンの投与で縮小したことを示す画像。(左から)大動脈瘤を作る手術をし、7日目にトリカプリンの投与を開始、14日目のこぶ状の大動脈瘤が、21日目には縮小した(近畿大提供) 突然破裂すると死亡する恐れがあるが手術以外の治療法がない「腹部大動脈瘤」について、母乳にも含まれる栄養成分の一種トリカプリンを投与して小さくする世界初の臨床試験を始めたと、大阪大のチームが17日までに発表した。投与でラットの大動脈瘤が小さくなることを確認、チームの樺敬人特任研究員(循環器内科)は「新しい治療法の開発に向けて大きな一歩」と話した。 腹部大動脈瘤は通常2センチほどの血管がこぶ状に膨れ上がる病気で、国立循環器病研究センターによる
鳥インフルエンザウイルスの「H5N2型」にヒトが感染した事例が世界で初めて確認されたとWHO=世界保健機関が発表しました。感染したのはメキシコの患者で、WHOは一般の人へのリスクは低いとしています。 WHOによりますと、ことし4月、メキシコに住む59歳の患者が発熱や息切れなどの症状で入院し死亡しました。 メキシコの保健当局がこの患者から取ったサンプルの詳しい分析を行ったところ、鳥インフルエンザウイルスのH5N2型に感染していたことが確認され、5日、WHOが発表しました。 H5N2型のヒトへの感染が確認されたのは世界で初めてだということです。 この患者はもともと複数の基礎疾患があったということです。 周囲への感染拡大は確認されておらず、こうしたことからWHOはH5N2型の一般の人へのリスクは今の時点では低いとしています。 感染経路については分かっておらず、メキシコの保健当局が調査を続けていま
人生100年時代の到来が現実味を帯びる中、加齢に伴う認知機能低下の予防や改善は国民的健康課題と言えます。琉球大学 大学院医学研究科 内分泌代謝・血液・膠原病内科学講座(第二内科)の岡本 士毅 助教(研究グループリーダー)、益崎 裕章 教授らの研究チームは玄米に特有かつ高濃度に含まれる機能性成分、γ-オリザノールを動物性脂肪の多い餌で飼育した老齢の認知機能低下モデルマウスに与えた結果、記憶を司る海馬における炎症が鎮静化し、神経新生が促進され、低下していたマウスの認知機能が顕著に改善することを明らかにしました。 また研究グループは、株式会社SENTAN Pharmaとの共同研究において、γ-オリザノールを生体適合性ナノ粒子に含有させてマウスに投与した結果、経口投与期間を短縮することが出来、かつ、少量の投与でも同等の認知機能改善効果が発揮されることを見出し、サプリメントの開発にも成功しました。天
世界の平均寿命は1990~2021年の間に6.2年延びたが、新型コロナウイルスの大流行により、死因の順位が大きく入れ替わった。英医学誌ランセットに掲載された研究から明らかになった。 1990年から新型コロナウイルス流行前の2019年まで、世界の死因は一貫して、虚血性心疾患、脳卒中、慢性閉塞性肺疾患、下気道感染症が上位を占めていた。この期間中に、すべての死因の死者数が年間で0.9~2.4%減少したことにより、全世界で平均寿命が延びた。 ところが、新型コロナウイルスの世界的な大流行で状況は一変。同ウイルスに関連する死者の増加で2019~21年の間に世界の平均寿命は1.6年縮まり、新型コロナウイルスが死因の第2位となった。世界の死因の順位が大きく入れ替わったのは数十年ぶりとなる。 平均寿命の変化は、地域によって大きく異なる。東南アジア、東アジア、オセアニアでは、慢性呼吸器疾患、脳卒中、下気道感染
直近1週間 人口10万人あたり 感染者数の推移 ※厚生労働省のデータにもとづいてお伝えしています。都道府県などが発表するデータとは異なる場合があります。 ※厚生労働省のデータをもとに、直近7日間の感染者数の合計が、人口10万人あたりでは何人になるかを計算したものです。こちらの折れ線グラフと、その上にある横棒グラフは、計算の中での端数処理の違いから、わすかに差が出ることがあります。※過去の数値が後日修正されることがあります。※【2021年11月18日まで使用した指標】政府の分科会は、直近1週間の人口10万人あたりの感染者数が、「25人以上」になると、感染状況が最も深刻な「ステージ4」に相当するとしました(グラフでは赤色のライン)。また、「15人以上」になると、感染者が急増している段階である「ステージ3」に相当するとしました(グラフではオレンジ色のライン)。 都道府県ごとの感染者数の推移 (N
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