創業70周年のこの老舗は、三代目若主人の戦略が当たったようでTVをはじめマスコミの露出で有名であります。京都を代表する若手料理人として、日本料理を勉強したいフランスの料理人を教えている番組がありました。しかし、この店を﹁京料理﹂の代表と海外に示してしまって良いものか。山本益博氏もべた褒めしている名物料理﹁フカヒレ鍋﹂を食しに訪れた友里の結論は、ただの﹁宴会料理屋﹂でした。 ビルですが一見料理旅館に見える外観。すべて個室対応で、2名から最大100名まで収容できます。この大宴会対応だけで店のレベルの店かわかると言うもの。大量生産の店にうまいものなし、これ定説。各種弁当、会席料理︵自ら﹃懐石﹄ではなく宴会料理を意味する﹃会席﹄としている︶の他、鍋コース、出前寿司、仕出し、出張料理までこなしてしまう懐の深さ。より利益を追求したいのか﹁披露宴﹂も手がけています。和食屋がケーキカットに対応するのはまだ