ブックマーク / president.jp (2)
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社会は変わり続けているのに政治が﹁昭和﹂のまま ︵前編から続く︶ 私が政治家として過ごしてきた30年は、平成の30年間とほぼ一致します。この時代は戦後復興から高度成長という﹁昭和の社会﹂が変質してしまったのに、政治がそれについて行けず右往左往した時代でした。その状況は現在、さらに深刻になっています。﹁昭和﹂を終わらせないといけません。 平成の時代に社会はどう変わったのでしょうか。 まず国内では、人口が急激に増えた時代から、急激な人口減少社会に転換しました。国際的には、急激な気候変動と権威主義の台頭によって、私たちが国際社会の安定に依存することができなくなりました。 自民党も問題は認識していると思いますが、人口減少には人口問題、気候変動には温暖化問題というように、個別の課題ととらえてパッチワークのような対応しかしていません。 自民党は﹁見たくない現実﹂から目を背けている これらに加えてあと2
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岸田文雄内閣の支持率が低迷している。だが、野党第1党である立憲民主党の支持率も伸びていない。なぜ立憲は世論の受け皿になっていないのか。2017年に立憲を結党し、21年まで代表を務めた衆院議員の枝野幸男氏︵59︶に、ジャーナリストの尾中香尚里さんが聞いた――。︵前編/全2回︶ ﹁枝野幸男﹂と﹁菅直人﹂は体質が違う 今年で政治家生活30周年を迎えました。ついこの間、初当選したばかりのような気がします。﹁あっという間だったな﹂という印象です。30年間の仕事の中で、政治家としての今の私を形作ったのは、新人議員時代に取り組んだ薬害エイズ問題です。あの時は﹁自社さ﹂の橋本政権で、私はさきがけ所属の与党議員でした。︵危険な非加熱製剤を多くの血友病患者に投与し、HIVに感染させてしまった︶製薬会社や厚生省︵現厚生労働省︶の追及はもちろんでしたが、被害者の皆さんのニーズに応えてどう現実を動かすか、という仕
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