高知県四万十市入田の四万十川河川敷で、国の絶滅危惧(きぐ)種2類植物・マイヅルテンナンショウが花を咲かせ始めた=写真。10日午後3時から、四万十川自然再生協議会とマイヅルテンナンショウの会が観察会を開く。 2006年に同河川敷一帯で全国最大級の大群落が見つかり、県立牧野植物園が約1万2000個体を確認。ヤナギ林伐採事業に伴い、国土交通省が昨年春、一部の移植実験を成功させた。 移植地と周辺では昨年に続いて今春も芽を出し、今月初めからは、葉の間から鋭い付属体(花)が長く伸び、ツルが羽を広げたような姿が出現している。 10日は移植地に集合した後、自生地などを約1時間散策する。問い合わせは同会(0880・34・7304)へ。
滋賀県琵琶湖環境科学研究センター(大津市)は10日、26年間生息が確認されていない琵琶湖の固有種「ビワツボカムリ」=写真=の殻45体を今津沖の湖底(水深88メートル)で発見したと発表した。うち4体には細胞の一部が付着しており、最近まで生きていた可能性もあるという。同センターの一瀬諭・主任専門員(環境生物学)は、「絶滅したとみられていたが、今も生息しているかもしれない」と期待している。 ビワツボカムリは体長0・3ミリの動物プランクトンで、殻の前部がラッパのように広がり、後部は円柱状に伸びているのが特徴。中にアメーバ状の細胞が入っており、きれいな水を好む。同センターが6日に行った水質調査で、湖底から採集した泥の中から見つかった。 ビワツボカムリは1960年代初めまでは、琵琶湖全域で生息しているのが確認されたが、81年を最後に生きた個体は見つかっていない。現在、県の絶滅危惧(きぐ)種に指定されて
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