同連載「特許なんでも相談室」では、スタートアップの方々からいただいた特許にまつわる質問や疑問に、大谷寛弁理士が分かりやすく回答していきます。第5回でご紹介するご質問はこちら。 Q.一度聞いた気もするのですが分割出願って何ですか? A.分割出願とは、ひとつの出願から多面的に特許権を成立させるための出願方式です。出願日遡及が最大の特性です。 【解説】 特許の出願書類は大きく「特許請求の範囲」という部分と「発明の詳細な説明」という部分に分かれます。説明の簡略化のため「図面」については割愛します。前者に特許を受けようとする発明を記述し、後者でその詳細を説明します。前者はさらに「請求項」という単位に分けて記載されます。請求項の記載に基づいて発明の範囲は定められ、請求項記載の各用語の意義を解釈するために発明の詳細な説明の記載が考慮されます。請求項の記載は、出願時に発明の詳細な説明に記載した事項の範囲内
NTTドコモは5月28日、衛星測位システム「GNSS(Global Navigation Satellite System)」を活用して、誤差数センチメートルの測位を可能にする位置情報サービス「GNSS位置補正情報配信基盤」の提供を10月1日から開始すると発表した。 すでにコマツが10月から利用することが決まっているほか、農業、自動車、物流といった用途での利用も期待しているという。 左からコマツ代表取締役 兼 CEOの小川啓之氏、NTTドコモ代表取締役社長の吉澤和宏氏、ライトハウステクノロジー・アンド・コンサルティング代表取締役社長の前田裕昭氏 地上の基準点でも位置情報を受信し、補正情報を端末に送信 GNSS位置補正情報配信基盤は、米国のGPS、ロシアのGLONASS、EUのGallileo、日本の準天頂衛星システム「みちびき」など、主要国が打ち上げている位置情報衛星からの信号を利用して、
出版統計を見て暗い気分に こんにちは。先日、2015年の出版統計が発表されました。それによると、書籍も雑誌も、2014年に引き続き、さらに売り上げが減少しました。 2月5日には、中堅出版取次の太洋社が業績不振を受けて自主廃業の検討に入ったとの報道もあり、「出版不況がさらに深刻化した」との論評が相次いでおります。 元データ(財団法人全国出版協会・出版科学研究所)にあたってみますと、特に、雑誌の数字が悪いですね。 書籍が、前年比▲1.7%と微減にとどまった(7419億円)のに対し、雑誌は、▲8.4%と、大きく落ち込みました(7801億円)。 2014年は、書籍が前年比▲4.0%、雑誌が▲5.0%でしたから、2015年は、書籍はやや持ち直した一方で、雑誌はさらに悪化した、ということがわかります。 上のグラフを見ても、緑(書籍)と比べて、赤(雑誌)の下落カーブが急ですね。 出版物の売り上げは、19
ソフトバンクロボティクスは9月20日、人型ロボット「Pepper(ペッパー)」の開発者向けイベント「Pepper tech festival 2014」を開催した。同日のキーノートでは、同社代表取締役の冨澤文秀氏が登壇し、ソフトバンクがロボットを手がける理由や、開発者向けの取り組みを語った。また、開発者向けに200台限定の先行販売の抽選予約も開始した。 Pepperは、周囲の状況に合わせて自ら行動する感情を持った人型ロボット。人の表情や声のトーンなどから感情を読み取り、その情報をネット上に蓄積。複数台のデータを集約するクラウドAIで学習する。スマートフォンのようにアプリストアが用意され、開発者はさまざまなアプリを提供できるようになる。 2015年2月に、税別価格19万8000円という破格の値段でPepperを一般販売するソフトバンク。冨澤氏よると6月の発表以降、同社のもとには企業や研究者、
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