事業を経営する上で一番大切なことは何か?とよく聞かれる。 いろいろあるが、まずは「その事業が成功する要件は何か?」という問いにすぐに答えられることだと思う。 事業を成功させるために何が必要か、はっきり分かっていれば、それを達成するためにやるべきことは明快に見えるからだ。 事業の成功要件(「成功の鍵」、KFS = Key For Successとも言う)は複数あっても良いが、それぞれひとことで簡単に答えられるほど良い。 やるべきことがより明確になるからだ。 例えば、ある菓子事業の成功要件が「ある一定数のリードユーザに支援してもらうこと(そうすれば後は口コミなどで自然と全体に広がる)」だとすれば、 やるべきことは、そのリードユーザとなる顧客層がどこにいるのか探すこと、 その顧客層に受け入れられる製品開発やマーケティングを行うこと、になる。 それ以外のことをやっても、直接成功にはつながらない。
前の記事「電気自動車は意外と早く普及する」では、電気自動車(以下EV)が手軽な性能の良さと燃料効率が本質的に評価され、航続距離やコストなどの問題は徐々に解決に向かっているため、意外と早くに普及し始めるかも知れない、という趣旨のことを書いた。 で、シナリオによっては2020年に新車市場の3割をEVが占めるなんてこともありうるかもしれない、と書いた。 (もちろんベースシナリオは1割程度、と思っている) じゃあ、具体的にどのような市場でどのように普及していくのか、というのをこの記事では書いてみようと思う。 具体的な数字の試算は、ここではしない。 ちなみに普及率の数字自体は ・技術の進歩(問題点の克服) ・補助金(インフラ整備含む) ・EV周りの第三者プレーヤーの増加(充電器メーカー、スタンド、カーシェアリング、自動車保険など) の3点に依存するので、それぞれが高いか低いかでシナリオを組んで数字を
数ヶ月前、「世の中にはSとNの二種類の人がいる」という記事を書いた。 要は現実的、ファクトベースでモノを捉え観察力があるタイプ(S)と、夢みがちで想像力があり、大局観があるタイプ(N)のふたつ。 完全にどっちかって話じゃなくて、多くの人はミックスなのだが、どちらの傾向が強いかでいうと、世の中はSが強い人がが7.5割を占めるという話をした。(まだ上のブログ記事を読んで無い人は先にお読みください) MBTIという性格タイプ4軸のうちの1軸である。 ちなみに私は超N。 自分のタイプが気になる方は、こちらなど試してみてください。 今日は別の1軸で、FとTというのを紹介したい。 これはS/Nより理解しやすいと思う。F=Feeling (感情的)、T=Thinking (論理的)ってことだ。 SとNが物事を考えるときにどう考えるか、という傾向を表すものだったのに対し、FとTは物事を判断するときの軸とな
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