【アトピー性皮膚炎とは】 アトピー性皮膚炎は、皮膚にかゆみを伴う湿疹ができ、それが良くなったり悪くなったりをくり返す病気です。つまり「反復性」があります。 国の調査では、患者数が約125万人と、皮膚の病気の中で、最も多くなっています。 年代別に見ますと、10歳未満の子どもが約29万人と最も多いのですが、その後も40代までは、それぞれ20万人近くいて、大人も決して少なくはありません。 【新たな治療薬】 このアトピー性皮膚炎で、ここ数年で新たな治療薬が次々に出てきています。 アトピー性皮膚炎の代表的な薬として、長年使われているのがステロイドの塗り薬です。 皮膚の表面に塗って、炎症を抑え、かゆみを止めるものです。 ただ、長期的に使用すると、皮膚が薄くなるといった副作用も懸念されています。 また、十分な効果が得られないという患者も一部でいました。 そうした中、新たに登場したのが「分子標的薬」と呼ば
![広がる治療薬 アトピー性皮膚炎](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c64504296ca999425072287a26d9baaa36723bde/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.nhk.or.jp%2Fkaisetsu-blog%2Fimage%2Fsaved%2F2023%2F11%2Fm231115_002-thumb-420xauto-1374433.jpg)