ブックマーク / bunshun.jp (3)
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2023年のWBC、予選B組東京プールで日本人の心をつかんだのは、まさかのチェコ代表だった。あの試合から1週間が過ぎたのに、Twitterではまだ﹁チェコの選手﹂がトレンドに入ってくる。 私はかねてからチェコ人を知っていた。彼らの国民性というと、一般的には、ユーモアのセンスがあり、勤勉で器用、即興に強くどんな環境でもやりくりしていく、といった点があげられる。実際に一緒にいると、何かを押し付けられることが一切なく、彼らはこちらの意思を尊重し、さらに親切にしてくれる。日本人にとっては心地よい不思議な人たちだ。ついにその魅力が日本全国に伝わってしまったか……。
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第二次世界大戦における旧日本軍のもっとも無謀な作戦であった﹁インパール作戦﹂惨敗の主因は、軍司令官の構想の愚劣と用兵の拙劣にあった。かつて陸軍航空本部映画報道班員として従軍したノンフィクション作家・高木俊朗氏は、戦争の実相を追求し、現代に多くのくみ取るべき教訓を与える執念のインパールシリーズを著した。 インパールを知らぬ世代、必読! シリーズ第3弾﹃全滅・憤死 インパール3﹄より、インパール盆地の湿地帯に投入された戦車支隊の悲劇を描く﹁全滅﹂の冒頭を一部紹介する。 ︵全3回の1回目。#2、#3を読む︶ ◆ ◆ ◆ 早々に過半の兵力を失う状況下で流れた噂 それまで勇将として畏敬されていた将軍が、暴将とか狂将といった評価に急変した。 ビルマ方面の日本軍を指揮した、第15軍司令官・牟田口廉也中将である。 昭和19年3月、多くの反対を押し切って、牟田口軍司令官がインパール作戦を強行した時は、一部で
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