自民党の最大派閥﹁清和政策研究会﹂︵安倍派︶が政治資金パーティー収入の一部を裏金化したとされ、閣僚や党幹部が辞任する等政界は大揺れだ。永田町での錬金術に世間の注目が集まっているが、取材を進めて行くと霞が関界隈でも表に出せない﹁裏金﹂のやり取りが存在しているという。どの様なカラクリなのか。証言を基に実態に迫りたい。 与党国会議員の秘書が証言するのは、年末年始等での挨拶の際に﹁裏金﹂のやり取りをするという。この秘書は﹁各省庁の局長級に部屋で挨拶する去り際にポケットに忍ばせたビール券を渡すのです。困った様な態度を取る人も居ますが、すんなり受け取ってくれる人が多いですよ。勿論、受け取らない官僚もいますが少数派です﹂と明かす。 ビール券は一般的に商品券よりも換金率が低く、受け取る側の罪悪感が多少和らぐ効果が有ると見られる。ビール券の出所は明かさなかったが、永田町近くの酒屋でビールと交換出来る為、﹁部
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