私たちが暮らす﹁戦後日本﹂という国には、国民はもちろん、首相でさえもよくわかっていない﹁ウラの掟﹂が数多く存在し、社会全体の構造を大きく歪めてしまっているという。 たとえば2016年、安倍晋三首相による﹁北方領土返還交渉﹂が、大きな注目を集めたが、日本での首脳会談が近づくにつれて事前交渉は停滞し、結局なんの成果もあげられなかった。なぜ、いつまでたっても北方領土問題は解決しないのか。はたして、この国を動かしている﹁本当のルール﹂、私たちの未来を危うくする﹁9つの掟﹂とは? ﹃知ってはいけない――隠された日本支配の構造﹄の著者・矢部宏治氏が、﹁戦後史の闇﹂を解き明かす。 事実か、それとも﹁特大の妄想﹂か それほどしょっちゅうではないのですが、私がテレビやラジオに出演して話をすると、すぐにネット上で、﹁また陰謀論か﹂﹁妄想もいいかげんにしろ﹂﹁どうしてそんな偏った物の見方しかできないんだ﹂などと
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