軍事と幻に関するblueribbonのブックマーク (3)
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あらためて見る機体は、やはり大きかった。旧陸軍の飛行機﹁一式双発高等練習機﹂。戦時中に青森、秋田県境の十和田湖に沈んだ機体が69年ぶりに引き揚げられ、青森県立三沢航空科学館︵三沢市︶で一般公開が始まった。航空機ファンの熱烈な要望で、本格的な復元作業に先立ち公開が決まったという。展示会場を訪ねた。一式双発高等練習機、通称﹁双高練﹂は操縦、射撃、爆撃、通信など多様な訓練に対応するため陸軍が1939
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日本陸軍が戦時下、極秘に試作した世界最大級の﹁150トン戦車﹂の設計図が見つかった。当時の作業日誌からは、物資の欠乏で鋼板が手に入らず工程が大幅に遅れるなど、戦況悪化で生産体制は危機的状況だったことがわかる。 1941年4月、旧陸軍が三菱重工に発注し、試作1号の車両部分が42年4月に初めて試運転された。機密保持のため﹁ミト車﹂︵三菱重工︶、﹁オイ車﹂︵陸軍側︶の名称のみが知られ、これまで詳しい形状や仕様は不明だった。 図面や仕様書、試作車の報告書や作業日誌が近年、古書市場に出た。軍用車両の研究家で知られる精密模型メーカー﹁ファインモールド﹂︵愛知県豊橋市︶社長の鈴木邦宏さん︵57︶が入手し、復元模型づくりを進めている。 報告書によれば、ミト車は総重… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます
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終戦間際に開発が進められた﹁烈風改﹂の設計図。名称が書かれていたとみられる右下は破り取られていた=藤岡歴史館で、奥山はるな撮影 太平洋戦争で使われたゼロ戦の設計などで知られる航空技術者、堀越二郎氏︵1903〜82︶の出身地である群馬県藤岡市の親戚宅から、同氏が手掛けた﹁烈風改︵れっぷうかい︶︵A7M3︶﹂の詳細な設計図17枚が見つかった。同機はゼロ戦の後継機とされたが、試作機すら造られず終戦を迎えた﹁幻の戦闘機﹂。設計図の寄贈を受けた同市は、堀越氏を主人公のモデルにしたスタジオジブリの映画﹁風立ちぬ﹂の公開に合わせて今夏、企画展で展示する。 ︻﹁風立ちぬ﹂主人公モデル︼堀越二郎氏が隠した?資料とは ◇設計者の映画、今夏公開 同市によると、設計図はいずれもA1判︵横約84センチ、縦約60センチ︶。製図日は1944年6月から45年7月となっており、機体の先端部分やエンジン付近のタンクなど4
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