本日の東京は昨日に引き続き11月とは思えぬ暖かさだった。まさに小春日和、英語でいうとインディアン・サマーである。この言葉を知ったのは1979年の初夏、大学2年生のときだ。なぜそこまでハッキリ言えるのかというと、その年の5月末に公開された﹃さらば映画の友よ インディアンサマー﹄という映画を観たからだ。監督は原田眞人、これが第1作である。主演は川谷拓三と重田尚彦。ヒロインは浅野温子。映画好きの中年男・ダンさん︵川谷︶と予備校生のシューマ︵重田︶が新宿の名画座で、ひょんなことから知り合う。二人は映画館を出て新宿通りを歩き、現在のアルタ前を越え、西口へ抜けるガード下で立ち止まる。 そこでダンさんが煙草をくわえ、シューマが火を点けてやる。するとその後ろにはジャン・エルマンの1969年作品﹃さらば友よ﹄の看板があり、チャールズ・ブロンソンにアラン・ドロンがまったく同じ構図で火を点けてやっているというオ
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