新聞やテレビのようなマスメディアと、ブログやソーシャルブックマークのようなWeb上のメディアを比較する場合に、次の4つの観点を分けて考えるべきではないかと思う。 (1) 媒体が紙か電波かインターネット(IPネットワーク)か (2) 記事を書くのがプロ(専門知識を持ち職業として書く人)かアマチュアか (3) 記事の選択や編集を機械が行なうか人間が行なうか (4) 対象とする読者層が「みんな」なのか特定の関心領域なのか 新聞は、(1)紙を媒体として、(2)プロの記者が書き、(3)人間が編集して、(4)「みんな」に読ませることを前提としたメディアである。 はてなのトップページは、(1)ネットを媒体として、(2)アマチュアが書いた記事を主体に、(3)ブックマーク数を集計することにより機械が編集して、(4)「みんな」に読ませることを前提としたメディアである。 つまり、新聞とはてなのトップページを比較
佐藤優氏が西松建設の事件について、いくつかのラジオ番組で「これは検察の正義感による暴走である。国家的に危機に対し、政治主導と民意の統制を取り戻すべき」という趣旨の発言をされています。 以下に、発言内容をメモしてみました。 アクセス特集・二木啓孝+佐藤優+麻木久仁子・3月6日(金) - アクセス これは組織相手の消耗戦、小沢の負けは確実。撤退ではなく転進が必要 党代表は辞任して、この戦いに専任すべし 民主党は次の代表選出を疑似国政選挙にすることを提案したい 私は、自民党も民主党も両方応援したい 政治家は国民の代表であるから、世直しは民意の信任を得たこの人たちにやってほしい 検察はものすごく正義感が強いが世の中の全体的な構造が見えてない 2.26の繰り返しになる(狭い世界しか知らない人の義憤からの世直し) 真の対立軸は民主党対自民党ではなくて国民対官僚 自民も民主も民意を受け止める方法を作りフ
連日のように株安のニュースが流れてますが、何円安、何ドル安と報道されているということは、一応、値がついてるんですよね。値がつくということは取引が成立してるということで、つまりこういう状況の中でも買う人がいるということです。 みんなが「暴落だ」「恐慌だ」「樹海だ」と言ってる中で、これから株が上がると思って株を買う人がいる、これって不思議だと思いませんか。 株を買うというのはいろんな意味があって、政策的な介入を期待して買う人とか何かもっと難しいことを考えて買う人とかいて、これから株価が上がると思っている人ばかりではないかもしれません。まあ、こういう状況だと特別なのかもしれませんが、基本的には株の取引というものは、「これから下がる」と思う人が売って、「これから上がる」と思う人が買うことで成立するわけです。 つまり、意見の不一致を前提としたシステムなんですね。世の中の人がみんな同じことを考えていた
途上国では、固定電話より早く携帯電話が普及するということが起きているそうですが、それと同じように、パソコンの使い方も我々が先進的な使い方と思いこんでいるような所からスタートするかもしれません。 私は、普通の事務作業の中でパソコンを使う時、「印刷」とそれにまつわる作業、罫線やフォントやレイアウトの調整といったものは、無駄以外の何者でもないと考えています。おそらく、「印刷」作業の回りで、体裁だけの為に全く生産性向上に寄与しない、ものすごく無駄な時間が膨大に費されていると。 そもそも、書類を紙に印刷するのは、情報共有の為の手段です。我々はパソコン以前に紙による情報共有に長い間親しんできましたから、目的と手段を混同してるのではないでしょうか。 各人が、 iPhone や Kindle や EeePC のようなビューアになる端末を常時携帯して、それによってストレスなく書類を見ることができたら、印刷し
インターネットとは、技術的に言えば世界規模で張り巡らされたIPネットワーク網のことだが、パソコンの「インターネット」というアイコンをクリックすると、Webブラウザというソフトが立ちあがる。 IPネットワーク網が何であるか理解できるのはごく一部の人だけであり、適切なUI(ユーザインターフェース)を与える必要がある。Webブラウザができて初めて一般の人がインターネットとは何であるか理解したので、そのソフトウエアに「インターネット」という愛称を与えることは自然である。 Webブラウザが「インターネット」であったのと同じような意味で、iPhoneは「インターネット」になるだろう。 iPhoneは、もう一つの、一般の人にも使えるインターネットのUIである。Webブラウザによって世界規模で張り巡らされたIPネットワーク網の使い道が広がったのと同じレベルで、iPhoneによってもう一段階「インターネット
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