大雨や洪水で1600人以上が死亡したパキスタンでマラリアなどの感染症が拡大し深刻な問題になる中、国連はこれまでの計画の5倍となる8億1600万ドル、日本円にしておよそ1170億円を拠出する計画を発表し、国際社会に支援を呼びかけました。 パキスタンでは、ことし6月中旬から、各地で例年の雨量を大幅に上回る大雨が降り続いて洪水が発生し、これまでに1696人の死亡が確認されています。 被災地では790万人が今も避難生活を余儀なくされていて、特に被害の大きい地域では雨量が減少したあとも水が引かずに、マラリアなどの感染症が拡大し深刻な問題になっています。 こうした中、国連は4日に人道支援の計画を発表し、ことし8月に示した1億6000万ドルを拠出する計画の資金規模を5倍に拡充し、8億1600万ドル、日本円にしておよそ1170億円を拠出する方針を明らかにしました。 資金は、医薬品の提供などの医療支援のほか
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