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ブラックスーツが出した犯行声明の画面 この記事の写真をすべて見る 出版大手KADOKAWAがサイバー攻撃を受け、同社の社内情報が外部に大量流出した。同社から情報を盗み出し金銭を要求したのは、ロシア系とされるサイバー犯罪集団だ。苦しい立場に立たされたKADOKAWAをさらに追い詰めたのは、皮肉にも﹁ネット民﹂たちの行動だった。AERA 2024年7月22日号より。 ︻動画配信でおわび︼﹁KADOKAWAの夏野剛社長﹂はこちら * * * サイバーセキュリティー専門家の森井昌克・神戸大名誉教授は﹁このような事件の展開は経験がない。︵1日の大半をネットに費やす︶ネット民が犯罪集団の手助けをしたと言われても否定できない﹂と驚く。 一体、何が起きたのか。まずは事件の概要をおさらいしたい。 KADOKAWAの発表によると、同社グループが使うサーバーがシステム障害を起こし、アクセスできなくなったのは
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都知事選に立候補し、マイクを握り、第一声を上げた蓮舫氏=2024年6月20日 この記事の写真をすべて見る 作家・北原みのりさんの連載﹁おんなの話はありがたい﹂。今回は東京都知事選を振り返って。 ︻写真︼ものすごい人だかり! 石丸伸二氏の演説を聞く聴衆らはこちら * * * 百合子圧勝、蓮舫惨敗、石丸成功。 終われば、そんな選挙であった。 小池百合子氏は前回の選挙から約74万票減らしたとはいえ、石丸伸二氏と蓮舫氏の票を足して少し下回るくらい獲得しているから、やはり﹁小池百合子圧勝﹂なのだろう。そして蓮舫さんは惨敗。﹁ベテラン女性政治家どうしの対決﹂と思っていた都知事選で、まさかの3位。しかも2位の石丸さんと40万票近い差で負けてしまった。で、石丸さんは……よかったね……あなたのプロジェクト大成功だね……すごいね……なんでかね……と呆然とする気分である。選挙はつくづく生ものである。 報
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報告会で発言する、ジャーナリストの伊藤詩織さん︵撮影/編集部・野村昌二︶ この記事の写真をすべて見る ﹁本当に長かったな……﹂ ︻写真︼9日夜、都内で開いた報告会で語る伊藤詩織さん ジャーナリストの伊藤詩織さん︵35︶は9日夜、都内で開いた報告会で、約6年半にわたる自身の裁判の記録を聞いた後、かみしめるようにこう語った。 2015年4月、伊藤さんは、就職相談のため当時TBSのワシントン支局長だった山口敬之氏と東京都内で食事をした。その際、酒に酔って意識を失い、望まない性行為を強要されたとして、17年9月に民事訴訟を提起した。山口氏は﹁︵伊藤氏が︶誘ってきた﹂と反論したが22年7月、最高裁は山口氏の上告を退けた。山口氏が同意なく性行為に及んだとして、約332万円の賠償を命じた高裁判決が確定した。 山口氏への裁判に加え、伊藤さんは20年、SNSでの自身への誹謗中傷に対して賛同を意味する﹁いいね
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富野由悠季監督︵撮影/河嶌太郎︶ この記事の写真をすべて見る ﹁ガンダム﹂シリーズの生みの親として知られる富野由悠季監督︵82︶が、今年アニメ業界歴60周年を迎える。その60年のキャリアの中で、一つの集大成とされる作品がある。1988年の映画﹁機動戦士ガンダム 逆襲のシャア﹂だ。 ︻写真︼お値段﹁4億円﹂! ガンダム世代の設計者が開発した﹁モビルスーツ﹂風の搭乗型ロボット ﹁逆襲のシャア﹂は、今や国民的キャラクターとも言えるアムロ・レイとシャア・アズナブルが登場する﹁機動戦士ガンダム﹂から続く物語の最終作で、今でもガンダムファンに愛され続ける名作だ。映画としての評価も高く、﹁新潟国際アニメーション映画祭﹂をはじめとする映画祭でこれまで何度も上映されている。 かつては﹁人口爆発﹂が予想されており、それを背景にスペースコロニー構想がまことしやかに叫ばれていた。スペースコロニーを舞台にした﹁ガン
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男性が﹁ポスタージャック﹂した掲示板。画像を一部加工しています。︵撮影/板垣聡旨︶ この記事の写真をすべて見る6月25日、AERA dot.は<都知事選﹃ポスター枠﹄を55万円で購入した男性 ﹃生後8カ月のわが子﹄をポスターに掲載した理由>と題した記事を配信した。東京都知事選で物議をかもしている候補者の﹁ポスター枠﹂を実際に買った男性に意図を取材したものだが、記事掲載から2日後、男性から記者に電話があった。その内容は﹁ポスタージャックはやるべきではなかった﹂﹁浅はかだった﹂という後悔の言葉だった。なぜ男性は考えを改めたのか。何を後悔しているのか。改めて話を聞いた。 ︻写真︼﹁わが子﹂のポスターを剥がす男性はこちら * * *7月1日、都内ホテルのカフェで記者と対面した男性は泣きじゃくりながらこう話した。 ﹁勝手に子どもの顔写真を使ってしまったことで、妻には﹃何てことをしてくれたの!
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亡くなった大野泰弘さん︵2020年︶ この記事の写真をすべて見る6月20日の夕方、永田町の国会議事堂近くの道路で、横断歩道を渡っていた男性が乗用車にはねられ死亡した。亡くなったのは団体職員の大野泰弘さん︵67︶。その後、搬送先の病院で死亡が確認された。 大野さんをはねた車はそのまま走り去り、200mほど先で別の車をよけようとして横転。警視庁は運転していた濃畑宣秀容疑者︵55︶をひき逃げなどの疑いで現行犯逮捕した。車は財務省の公用車で、濃畑容疑者は財務省の委託先企業の運転手だった。 ︻写真︼ひき逃げ後、横転した自動車 テレビニュースなどでは、濃畑容疑者が横転した車からなかなか出ようとせず、警察官に取り押さえられる際、﹁どうなってんだ、この国﹂などと言いながら抵抗するシーンが映し出され、注目された。 だが私は、﹁大野泰弘さん﹂﹁67歳﹂という被害者の名前と年齢に釘付けになっていた。その後、大
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議員辞職した公明党の遠山清彦衆院議員︵C︶朝日新聞社 緊急事態宣言下で、﹁銀座クラブ通い﹂をしていたことが発覚した公明党の遠山清彦衆院議員︵51︶が、2月1日、議員を辞職することになった。遠山氏はクラブ通いだけでなく、自らの資金管理団体がキャバクラ店などに支出してことも明らかになっており、これらの責任を取る形となった。問題発覚からわずか1週間で議員辞職にまで追い込まれた背景には、公明党の支持母体である創価学会の﹁婦人部﹂の怒りも大きく影響したようだ。 ︻写真︼﹁創価学会員とのズレは大きくなっている﹂と語った公明党幹部はこちら * * * ﹁極めて不適切な行動と、資金管理団体の過去の不祥事で、国民の政治への信頼を深く傷つけてしまった。改めて心からおわびしたい﹂2月1日、遠山氏は記者団に対してこう陳謝した。次の衆議院選挙には立候補しないことも明らかにした。1月22日の深夜に遠山氏が銀座
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ソウル市にある大型マートのウイスキーコーナー︵撮影はいずれもノ・ミンハ︶ この記事の写真をすべて見る 韓国で日本産のウイスキーや日本酒が話題になっている。輸入ビールの分野は、すでに日本ブランドのビールが長い間、圧倒的なシェアを占めている。それを追いかけるように日本ウイスキーの人気も急上昇中だ。さすがに日本酒までは……と言われていたが、ここにきて、日本酒をたしなむ韓国人も急に増えてきているようだ。なぜ? ︻写真︼まるで日本の酒屋のような棚 まずは日本ウイスキーの最新事情から。 筆者は5月上旬、自宅に近い大型スーパー﹁イーマート﹂に出かけた。酒類コーナーを通るとき、思わず目を疑った。ウイスキー売り場に﹁サントリーウイスキー角瓶﹂が置かれていたからだ。日本人は意外に思うかもしれないが、これは韓国の消費者にとっては驚くべきことなのだ。国内のスーパーで角瓶を目にしたのは、実に約2年ぶりだったからだ。
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古賀茂明氏 この記事の写真をすべて見る 裏金問題で窮地に陥っている岸田文雄首相と自民党。 ︻写真︼﹁オールスター内閣﹂で入閣しそうな﹁次の総理﹂人気No.1はこの人 支持率は最低レベルに張り付き、衆院補選を含めた地方選挙では連戦連敗で、将棋で言えば完全に﹁詰み﹂という状況だ。 東京都知事選挙でも独自候補を出せず、小池百合子知事の支援に回って負けを回避しようと考えていたら、その小池氏の力に翳りが見える上に、立憲民主党が蓮舫参議院議員という切り札を出してきたことで、首都決戦で敗戦となる可能性も高くなってきた。 いずれにしても、この状況では、今国会終盤での解散総選挙という選択肢はほぼ封殺されたという見方が永田町界隈で広がっている。 しかし、そうなれば、都知事選挙の結果に関わらず、9月に予定される自民党総裁選挙は約1年以内に行われる衆議院選挙と来夏の参議院選挙のために、国民人気のある総理総裁を選ぶ
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西村康稔前経済産業相5月の上旬、平日の夕刻、兵庫県の淡路島の料理店に、10人ほどの男性が集まっていた。 午後7時ごろ、店に現れたのは、前経済産業相の西村康稔衆院議員。自民党の政治資金パーティー収入の裏金事件では、旧安倍派の事務総長経験者として東京地検特捜部の事情聴取を受け、4月に党員資格停止1年の処分を受けている。この日は地元、兵庫9区の支援者を集めた﹁飲み会﹂だった。 ︻写真︼西村氏が選挙での警戒を口にする泉房穂氏 AERA dot.編集部は、この飲み会の様子がわかる約3時間分の録音データを入手した。そこには、処分を受けた後ながら、上機嫌で話す西村氏の様子が残されていた。 総裁選は﹁河野太郎、小泉進次郎ってわけにいかん﹂ 席に着いた西村氏は、衆院解散についての話の輪に入り、 ﹁︵今の通常国会で内閣︶不信任案が最後出てくる。否決か解散するか。まあ︵内閣総︶辞職はせえへんから、︵岸田文雄首
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職員は課長職にあった50代のAさん。Aさんの処分は今年3月1日付で、減給1/10︵6カ月︶、そして降格ならぬ﹁降任﹂処分も加わり、現在は管理職から退いている。 処分の内容はこうだ。①町の事業に関係する職務外の文書︵電子データ︶を取得し、町監査委員事務局に送付した②取得した職務外の文書で個人的な取りまとめ文書を作成、このなかに、企業版ふるさと納税に匿名条件で寄付した企業名が含まれていた③本人の所管外である町議会一般質問に際して、町側の答弁案を事前に質問予定の議員に情報提供した――など。いずれも職務上の権限を逸脱して取得しており、町情報セキュリティ対策要綱及び町職員服務規程に違反している、という。Aさんに下された懲戒処分 不自然な事業内容に監査委員も疑問視 ﹁全体の奉仕者として、公共の利益のために通報しました。公務員として当然の責務を果たしたまでで、懲戒処分はあまりに不当です﹂AさんはAE
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※写真はイメージ︵gettyimages︶ 独身生活に不自由は感じていないけれど子どもが欲しくなったので結婚したい、という男女は少なくない。最大の目的が子作りと子育てなので、特に男性の場合は自分よりかなり年下の女性を結婚相手として求めがちだ。 ただし、相手も生身の人間なので要望や打算がある。お互いの需要と供給がある程度は合致しなければ交際にすら発展しない。自分は結婚において何が欲しくて何が要らないかをはっきりさせて、自分を求めてくれそうな人がいる場を選ぶこと。それが条件が良いとは言えない人が婚活を成功させる道だと思う。 障害者手帳を持つ51歳、年収は数千万円 沖縄県で会社員をしている中野和久さん︵仮名、51歳︶は若い頃に躁鬱病を患い、現在も精神疾患の障害者手帳を持っている。誤解されやすい性格を自覚しているが完全に直すのは難しく、人間関係が原因で会社を転々としてきた。また、自暴自棄になって酒
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海底に沈められるため船に載せられた﹁淀ちゃん﹂の死体 2023年1月、大阪湾の淀川河口付近に、体長約15メートルのマッコウクジラが入り込んだ。時折潮を吹く姿がメディアで取り上げられ、﹁淀ちゃん﹂と呼ばれて親しまれたが、大阪湾から出られないまま数日で死んでしまった。問題となったのは、その死体の処理だった。 ︻写真︼﹁淀ちゃん﹂の処理を決めた当時の大阪市長だった松井一郎氏 死体の処理方法について、当時の松井一郎・大阪市長は23年1月17日、記者団にこう言った。 ﹁海から来たクジラ君ですから、亡くなってしまったら海に帰してあげたい﹂ クジラの漂着は年間数百件あるが、死体処理をする場合、ほぼすべて﹁埋設﹂や﹁焼却﹂処分されている。だが、大阪市は同年1月19日、松井市長の言葉どおり、クジラの死体を作業船に積み込み、引き船で引いて紀伊水道沖まで運び、約30トンの重りをつけて海底に沈めた。1年たって浮
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ネットの掲示板に出ていた闇バイトの募集。﹁回収﹂は受け子として現金などを取りにいくことだという 闇バイトで集められた集団による強盗や特殊詐欺などの事件が後を絶たない。その背景には、大量の個人情報が蓄積された“闇名簿”なるものが存在し、犯罪グループはそれを基に狙い先を決めているのだという。強盗の被害者や闇バイトに手を出した高校生、特殊詐欺の元リーダー格の話から、犯行時の生々しい様子や闇バイトの募集手口、闇名簿の入手方法を聞いた。︻後編︼では、個人情報がどういう流れで流出し、どのような過程で闇名簿が出来上がっていくのかを、名簿を作って売買するブローカーに聞いた。 ︻注意︼闇バイトを募集する側とのテレグラムのやりとりはこちら ﹁なぜ私の家が狙われたのかわからない﹂ 昨年1月、連続強盗事件の被害にあった関東地方に住む70代の男性はそう話し、当時の様子を振り返った――。 午前0時過ぎ、男性は1階の寝
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万博会場の工事は順調に進んでいるように見えるが… ﹁数時間で池みたいになってしまい、びっくり。万博期間中に豪雨が降ったらどうなるんでしょうか﹂ ︻写真︼水はけが悪く池のようになった駐車場はこちら こう話すのは、万博会場建設の工事関係者Aさん。工事業者の駐車場付近で撮影したという写真を見せてくれたが、連日の雨で水がたまり、池のようになっていた。深いところでは、水深が10cm近くもあったという。 開幕まで1年を切り、さまざまなイベントやPRが始まっている大阪・関西万博。だが、その工事現場では、悲惨な状況が続いている。 AERA dot.では、これまでも会場予定地の地盤の悪さの問題をとりあげてきた。海外パビリオンの出展や、工事の遅れが危惧されているが、その原因の一つが地盤の悪さだというのだ。 冒頭のAさんの写真や動画には、万博会場のあちこちで池のように水がたまった様子が映し出されている。Aさん
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ドラマ﹁セクシー田中さん﹂で主演を務めた木南晴夏1月29日、人気漫画﹃セクシー田中さん﹄の作者で、漫画家の芦原妃名子︵本名・松本律子︶さん︵50︶が死去していたことが報じられた。自宅に遺書が残されていたとされ、自殺とみられている。亡くなる数日前、芦原さんはSNSに同作のドラマ化をめぐるトラブルを投稿していたこともあり、突然の訃報は多くの漫画家たちにショックを与えた。芦原さんは、作品の映像化にあたり原作が“改変”されることに思い悩んでいたとみられるが、これを同業者はどう受け止めるのか。60年のキャリアを持ち、日本漫画家協会の理事長を務める里中満智子さん︵76︶に聞いた。 ︻写真︼えも言われぬ魅力…ドラマで“伝説のベリーダンサー”を演じた女優はこちら * * * ――今回の訃報を受け、どのような思いを抱いていますか? 私は芦原さんを直接存じ上げないのですが、ご本人のSNSのコメントから、
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東浩紀/批評家・作家。株式会社ゲンロン取締役 批評家の東浩紀さんの﹁AERA﹂巻頭エッセイ﹁eyes﹂をお届けします。時事問題に、批評的視点からアプローチします。 * * * 自民党の支持率が急落している。時事通信の1月の世論調査では14.6%。これは野党時代を除き、1960年の調査開始以来最低の数字だ。 裏金問題が響いている。問題は会計責任者らの起訴で幕引きとなった。国民の怒りと失望は深い。こうなると本来なら政権交代が見えてくる。しかしそうなっていない。野党に支持がないからだ。21日投開票の東京都八王子市長選では、自公推薦の候補が接戦を制した。八王子は裏金疑惑の中心である萩生田光一前政調会長の地元だ。結果的に禊となった。開票翌日、同氏は記者会見を行った。3千万円近い裏金が事務所の引き出しにしまってあったが、深く考えていなかったという。信じがたい言い訳だが、これが通用するのが今の日本
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複数カ所で陥没が確認された基本的な避難ルート﹁のと里山海道﹂。=2024年1月2日午後2時31分、石川県穴水町 元日に発生した能登半島地震で、北陸電力志賀原子力発電所については当日中に﹁異常なし﹂と発表された︵後に訂正︶。だが、原発事故があった際の避難ルート﹁のと里山海道﹂は複数カ所で陥没、一時、全面通行止めになった。石川県の激震地・輪島市や穴水町、七尾市は原発30キロ圏内だ。地震大国・日本で﹁原発震災﹂が再び起これば、近隣住民の避難はやはり困難を極める。 ︻写真7枚︼避難計画とは一体何か。空から見た﹁のと里山海道﹂ * * * ﹁志賀原子力発電所をはじめ、原子力発電所については現時点で異常がないことが確認をされております﹂1月1日の地震後、最初の会見。林芳正官房長官は現地の被害状況より前に、原発の様子に言及した。地震が起きるたびに、日本、いや世界中の関心が集まってしまうからだろう。
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﹁桜を見る会﹂で演説をする安倍晋三元首相 自民党の最大派閥﹁安倍派﹂︵清和政策研究会、97人︶が窮地に陥っている。政治資金パーティーの収入の一部を裏金化していたとみられる問題で、直近5年間で所属議員にキックバックした総額は約5億円に上る可能性がある。13日には、同派の宮沢博行防衛副大臣が﹁︵政治資金収支報告書へ︶記載しないでよいと派閥から指示があった﹂と暴露。派閥から“かん口令”が敷かれていることも明らかにした。果たして実際にはどうだったのか。安倍派議員の元秘書らがAERAdot.の取材に、パーティー券やキックバックの実態について赤裸々に語った。 ︻写真︼今年5月に使われた﹁安倍派﹂パーティー券の実物はこちら * * * ﹁私の知っている限りのことをお話します﹂ 安倍派で閣僚経験のある国会議員の元秘書・A氏はこう打ち明ける。 ﹁議員へのキックバックについては、事務所内でも、会計を担当す
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逮捕され移送される杉田一明容疑者 ユーチューバー﹁煉獄︵れんごく︶コロアキ﹂こと、杉田一明容疑者︵40︶の逮捕で焦点が当たる﹁私人逮捕﹂。原則として現行犯の場合、逮捕権を持たない一般人でも容疑者を逮捕できると法律で認めたものだ。だが元刑事の弁護士は﹁私人逮捕系﹂を名乗った男が起こした今回の事件を﹁ただの﹃えせ現行犯逮捕﹄﹂と喝破しつつ、﹁私人逮捕﹂への悪影響を危惧する。 ︻写真︼え、あくび?逮捕されてもふてぶてしい﹁煉獄コロアキ﹂ 警視庁に名誉毀損容疑で逮捕された杉田容疑者。今年9月、東京・千代田区の帝国劇場付近で18歳の女性に近づいて動画を撮影。女性にモザイクをかけずに、チケットを高額で転売していたとの内容で動画を投稿した疑いがもたれている。 女性はチケット転売とは無関係だった。 ﹁煉獄コロアキ﹂を名乗るXのアカウント ﹁私人逮捕系﹂を名乗って同じような動画を撮影、投稿を続けてきた杉田容
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