﹁電子証明書﹂と﹁電子署名﹂の違い ここで、電子証明書と混同されがちな﹁電子署名﹂についてもお伝えします。 電子証明書が先ほどお伝えした通り、書面手続きでいう印鑑証明書であるとすれば、電子署名は、書面手続きでいう﹁捺印﹂のことを示します。つまり、電子署名が電子文書の正当性を証明するものであるのに対して、電子証明書は電子署名そのものの正当性を証明するものだと言えます。また、電子証明書が認証局等の第三者によって認証されるのに対して、電子署名はあくまで、電子文書を作成した本人により証明されるものとなります。 両者は名称こそにていますが、役割のレイヤーがそもそも異なるものであることを理解しましょう。 公的個人認証サービスとは ここまで見てきた電子証明書の仕組みを前提に提供されているものが、﹁公的個人認証サービス︵JPKI‥JapanesePublic Key Infrastructure︶﹂です