新潟・福島豪雨の影響で不通となっているJR只見線会津川口―只見間(27・6キロ)の再開通が10月1日に決まった。秋の行楽シーズンを前に、11年ぶりに全線での運転が始まる。県とJR東が18日、発表した。 JR東によると、2011(平成23)年7月の豪雨によって流出した第5、第6、第7只見川橋りょうは、橋脚、桁の架設、軌道工事が全て完了した。7月下旬からの訓練運転開始に向けて、詰めの復旧工事が進められているという。 全線再開後は、今回再開通する会津川口―只見間を含む会津若松―小出間(135・2キロ)で1日3往復の運行を予定している。具体的なダイヤは未定。 会津川口―只見間の復旧を巡っては、県とJR東は17年に、県が線路や駅舎など鉄道施設を保有し、JR東が列車の運行を担当する「上下分離方式」を導入することで、鉄道として復旧して存続させることで合意していた。