ブックマーク / yorimichi.airdo.jp (3)
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シシャモを食べに北海道へ行ってきたんですわ。 そう聞くと不思議に思われる方が多いかもしれない。日本全国、駅前の居酒屋チェーンに行けば﹁子持ちシシャモ﹂が食べられるではないか、と。 Yorimichi AIRDO読者の皆さん、はじめまして。平坂寛と申します。 “珍生物ハンター”として、世界中の珍しい魚をつかまえ、食べてきた私がなぜあえてシシャモに挑むのか。理由はほかでもない、﹁北海道に行かなきゃ味わえないシシャモ﹂がいるから。 ……じゃ、冒頭の言葉、ちょっと言い方を改めてみよう。 “本物のシシャモ”を食べてきたんですわ。シシャモの聖地﹁むかわ町﹂で。 何を﹃美味しんぼ﹄みたいなことを……と言うなかれ。 事実、﹁シシャモ﹂の名を冠して流通する魚には二つの魚種が含まれている。一つは正真正銘の﹁本シシャモ﹂、もう一つは﹁カラフトシシャモ﹂と呼ばれる魚だ。 ﹁子持ちシシャモ﹂の名で全国に流通している
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木彫りの熊のことを何も分かっていない 私は、木彫りの熊のことを全然知らないな。 ﹁Yorimichi AIRDO﹂をご覧の皆様、こんにちは藤原麻里菜と申します。 私は﹁無駄づくり﹂という無駄なものを作ることを仕事にしている。﹁インスタ映え台無しマシーン﹂だとか﹁札束でぶたれるマシーン﹂だとか、地球の大切な資源を使って無駄なものを作っている。 物作りが人生の中で大きな存在。だからといったわけじゃないけれど、麺が上下する蕎麦屋のマシーンとか、木彫りの熊とか。日常に紛れているアイコニックな物体に対して、人よりかは関心が高い。そして、そういうのに関心を持つところが、なにか特別な才能みたいに思っているところもある。恥ずかしながら。 そんな中で、ふと気づいた。木彫りの熊のこと、何にも知らないなって。 おばあちゃんの家にあった鮭をくわえた木彫りの熊。北海道土産である。ということが、生きていくうちにごく自
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わーーーー!! 目の前にホッキョクグマがーーー!!! あ、ホッキョクグマ越しに失礼します。 Yorimichi AIRDOをご覧の皆さま。 はじめまして、編集者の徳谷柿次郎と申します。 今回、私が訪れているのは“日本初の行動展示”で話題となった北海道旭川市にある﹁旭山動物園﹂です。 旭山動物園の特徴は、動物との距離がとにかく近いこと。性善説に基づいたような設計になっていて、このように愛らしいペンギンも手を伸ばせば触れそうなほど! ってよく目を見たら真っ黒の鳥目だし、めっちゃ糞尿してるし、怖い声で鳴いてるし……。さらにいえば、右側のペンギンは寄生獣みたいにエグい角度で首が曲がっていて怖い。 そして﹁ぺんぎん館﹂の中に入ってみると…… 世界初! 泳ぐペンギンの様子を水中から観察できるやつ!! 流線形のフォルムで、まるでジェット機のようにビュンビュン泳いでいました。 かっけぇぇぇ。なんだろ、この
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