軍務で尽くした人は、国立墓地に葬られる権利がある。行使するかどうかは故人と遺族の判断=アーリントンで、三浦写す 小泉首相の靖国神社参拝表明をきっかけに、戦没者の慰霊の問題が浮上している。A級戦犯分祀(ぶんし)や非宗教法人化で靖国神社の国家管理の方向に踏み出すのか、それとも千鳥ケ淵戦没者墓苑や新たな国立墓地を整備するのか。よく参考例に引かれるのが、無名戦士の墓で有名な米ワシントン郊外のアーリントン国立墓地だ。先の訪米で首相も訪れた。ただ、アーリントン墓地はもともと個々の軍務経験者を埋葬する墓地であり、そこに入ることも、どの宗教を選ぶかも故人と遺族の自由に任されている。そうした日本との違いも踏まえて議論する必要がある。(アメリカ総局・三浦俊章) ●JFKで名所に 礼砲が響いた。アーリントン墓地では毎日二十数件の葬儀がある。 ヘレン・ホイットラーさん(73)は、海軍に22年間勤めた夫を葬った。
00/10/15 高 木 仁 三 郎 の 死 高木仁三郎が死んだ。もう何年も前から、彼が死を覚悟の闘病をしていると聞いた。彼自身も、著書でそのことをあかしている。しかし、このところ、前にもましてせっせと書いているので、案外良いのかと思っていた。そこへ彼の死の新聞記事。やはり駄目だったのだ。 惜しい人を亡くした。私は原子力の世界に身を置いていた人間である。私の業界では、彼のことを蛇蝎のごとく嫌っている人が多い。心の底では、敵陣営の猛将の死を、わが軍有利とうれしがり、ほっとしている人もいるだろう。しかし、一方、原子力推進の人でも、彼のことを高く評価する人も結構いる。反原子力の立場でものをいう人の中で、彼は、非常に高い科学的レベルとトータルな視点で論じていて、推進側も脱帽していた。科学のレベルで議論しても、政策論となると、最後は人間としての判断になるから、結論は違ってしまうが、彼のいうことの大半
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